今日は枕をかえたせいか2時頃まで眠れず、結局枕を元に戻してレンドルミンを半錠追加して布団にもぐったら朝9時頃まで眠ることが出来た。あまりぐっすりと眠った感じはないが、眠れなかった頃を考えると遙かにましである。
眠れないというと、一番辛かった頃がクリニックを変えたときである。前回振り返りが途中までだったので、その続きを記しておきたいと思う。会社のカウンセラーが紹介して下さった新しいクリニックの精神科の医師は、こちらの気持ちをいろいろ考えてアドバイスを下さる方でとてもありがたかった。このままここで治療を続けたいとも思った。しかし、そこを止めてまた元のクリニックに戻ることになったのは運が悪かったとしか言えない。最初のきっかけは今まで常用していたレンドルミンが依存性があるということで、新しい薬のデエビゴを処方して下さったことであった。実は私は若干薬恐怖症の傾向があった。過去3回抗生物質や風邪薬でアナフィラキシーショックや喘息を起こしており、全身蕁麻疹、血圧低下、呼吸困難なので緊急病院で点滴を受けた経験がある。そのために新しい薬を飲むことにはかなり抵抗というか恐怖感があった。デエビゴ自体のせいではなく、そういった恐怖心が原因だったと思う。受診予約の一日前にやっとの思いでデエビゴを飲んだところ、全身が緊張して眠ることが出来なかった。右を下にして横になると腰痛がして眠れない。左を下にして横になると心臓の不快感でやはり眠れない。仰向けではやはり違和感があって眠れない。一晩中体の向きを変えたり枕を変えたりして必死に眠ろうとした。更に異常な緊張のせいか、10分くらい毎にトイレに行きたくなるのである。まさに闘いであった。一時間に6回、朝まで8時間くらい眠るのに奮闘したので50回近くトイレにいったことになる。確認しなかったが、水道使用量がとんでもなくなったに違いない。緊張と動悸で動くのが辛かったが、やっとの思いでクリニックの待合室で横になり、とんでもなく長く感じる診療までの時間を待っていた記憶がある。診察室に入ったとたん、「助けて下さい。」と言った記憶がある。結局レンドルミンに戻すことになり、しばらく漢方薬治療を続けようということになった。左半身のみが異常に緊張することがあったため専門医のいる内科医で脳のMRIでの検査もして下さり、脳には異常がないということでひとまずホッとした。しかし睡眠薬を変えようとした日から緊張・怯え症状が若干悪化し、緊張モード、怯えモードが絶え間なく起こり、まっとうな日常生活を送ることが出来ない日が続いた。そこで、次回から鬱病の可能性も考えて薬治療をしてみようということになった。問題はその医師がその日から2週間不在ということだった。学会参加だと思う。困ったことに、何かあったときに他の医師にみてもらうことが出来ないシステムであった。2週間を何とか耐えなければならない。そういった不安もあったからだろうか。受診して2,3日すると全身の緊張や動悸が耐えられないほどの状態になってしまった。更に睡眠薬を飲んでも中途覚醒で2時間くらいしか眠ることが出来かった。辛すぎた。とてもあと10日を乗り切ることが出来なかった。我慢できずに元のクリニックに再度転がり込むことになった。受付の人から診療内科、精神科は掛け持ちをしてはいけないという注意を受け、事情を話して再度最初のクリニックに通うことになった。幸い臨時医師の枠ではなく担当医師の枠に入れてもらうことが出来た。また新しく担当になった医師は週4日ほど診察を行っており、急に具合が悪くなったときはいつでも来ていいとおっしゃって下さった。漢方薬を止めてリーゼを飲むことになり、不調ではあるが最低限の日常生活は送れるようになって現在に至っている。