不安神経症克服への道

退職してから現在まで

今日は4時間くらい連続して眠れたようだが、その後目が冴えて二度寝が出来なかった。まとめて眠れたのはいいが、若干寝不足である。

一昨日の振り返りが若干不十分だったので追加してみようと思う。

最初のクリニックに転がり込むように再受診したのは、昨年11月の3週目頃であった。実はその数ヶ月前に会社を退職することを決めており、三週間ほど残っていた有給休暇を11月にまとめてとっていた。当初はこの有給休暇の間に次の職を探す計画であった。ところが症状がおさまらないどころか酷くなり、とても仕事を探すどころではなかった。加えて分厚い退職マニュアルの手続きも全て退職時までに行う必要があった。そのため、その休暇の殆どの日に何とか出社して手続きを行った。頭が働かずに緊張や怯え症状のなか、一つずつ一つずつまるでカタツムリの動きのような遅々としたペースで手続きをすすめて行った。やっと終わった最終日一日前、足が竦んで歩けなくなるという状態を初めて経験した。

今から考えると収入や将来のために、休職して傷病手当をもらった方が良かったのかもしれない。しかし不安神経症になった要因の一つが会社にあるので、そのときはとにかく会社から離れたいという気持ちが大きくとても冷静に後のことを考える余裕は無かった。では会社を退職して少しは精神的に楽になったかというと、実はそうではなかった。リーゼを飲むようになってから、体と頭が劇的に楽になった(といっても相対的であり遙かに通常状態には及ばないが)せいか、今度は何もすることがない、何もやりたいことがない、しかし何かをしなければならないという焦りと苦痛が新たに加わり、怯え症状を悪化させた。

テレビも本も、好きだったミステリーさえも、少しでも不安をあおるようなものは受け付けられない。あれだけ好きだった旅行も体調が悪く行く気になれず、飛行機もパニックを起こしそうな恐怖を感じて乗ることが出来ない。(これは現在もそうである。)体が動くときは自分がもしも倒れたときのことを考えて部屋中の掃除を無心に行うか、そうでないときはひたすら毎日落語と漫才を流して聞いて過ごしていた。しかし日常の最低限のことができるようになり、約3ヶ月間無かった食欲が戻ってきたのは大きな進歩である。(頭ではそう理解できているのだが。)

それから約二ヶ月たった現在はどうかというと、調子のいい日には何かやりたいという気持ちが少し、ほんの僅かだが起きてきた。医師から就業許可を最近頂けたので、ハローワークに失業手当の手続きにも行くことが出来た。また外出して買い物に行けるようになり、更に他県に入院している母の面会は何とか行けるようになった。つまりこれをしなければならないという義務があると、何とかそれだけは出来るようになった。ミステリーの動画も一部みることが出来るようになった。

しかし、まだ自分から何かやりたいという具体的なことは思い付かないとともにやる気が起きない。一日料理や洗濯、買い物をして何となく過ごしている。このブログをはじめたのは、誰か同じような状況の人の参考にしてもらえたらという気持ちとともに、PCを使うことで何かをやるきっかけになればという思いもあってであった。

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