起きたら晴れていた。
今日は休み。
何の予定もないのに、なぜか早くに目が覚めた。
そうだ、鎌倉に行こう。
遅めの朝食をとって、すぐに出発した。
スタートは北鎌倉。
周辺の寺は、どこも紅葉で燃えるように染まっていた。
座敷の丸窓から紅葉が拝めることで知られる名月院をあとに
さて、次はどうしようかと思案する。
こういうとき、スマホは本当にありがたい。
土地勘がなく、その上病的な方向音痴のオバチャンにも
スマホは懇切丁寧にガイドしてくれるのだから。
あ、ここから建長寺や鶴岡八幡宮まで歩けるんだ。
スマホの提案に従い、ぶらぶらと鎌倉街道を歩く。
建長寺の奥まで行くのは体力的にキツそうなので
そこはちょろっと参拝する程度にとどめ
鶴岡八幡宮に寄ってから鎌倉駅を目指す。
小町通は平日にもかかわらず竹下通りのような若い賑わいを見せており
あ、これは大人の女のぶらり旅ではないと断念。
なるべく静かな道を選びながら、もうすぐ鎌倉駅だ。
そろそろ休憩したい。
どこかにおいしいコーヒーを飲ませてくれて
しかも、一服を許してくれる店はないかしら?
こういうとき、人間の感は妙に働くもので
すぐにいい珈琲店が見つかった。
1杯800円と高いが、この際、止むを得ない。
2時間半歩き続けた後の珈琲とタバコの
なんとおいしかったことか。
さて、次はどうする?
またまたスマホの出番。
ああ、江ノ電に乗れば海に行けるんだ!
民家ギリギリを走る江ノ電の
最前車両の一番前に座り
車窓に顔をくっつけて景観を楽しむ。
降り立ったのは稲村ガ崎。
コンビニでサンドイッチと缶コーヒーを買い
海岸に下りる。
遠くにサーファーの姿は見えるが
海岸に人はいない。
ここでコーヒーとサンドイッチの遅いランチ。
ひとり。
沈みかけた夕日が海を照らし
打ち寄せる波の音がなんとも心地いい。
ああ、来てよかった。
最高の休日だ。
友だちとランチとオシャベリを楽しむのも悪くはない。
でも、一人の時間を楽しむこと
それは私にとって、とても大切なことなのだ。
これから先、私は人生の帰路を歩いていく。
家族も大切だし、友だちも大切だ。
けれども
一人でも遊べる心と身体のフットワークをつけておくこと。
それが私の終活なのである。
今日は休み。
何の予定もないのに、なぜか早くに目が覚めた。
そうだ、鎌倉に行こう。
遅めの朝食をとって、すぐに出発した。
スタートは北鎌倉。
周辺の寺は、どこも紅葉で燃えるように染まっていた。
座敷の丸窓から紅葉が拝めることで知られる名月院をあとに
さて、次はどうしようかと思案する。
こういうとき、スマホは本当にありがたい。
土地勘がなく、その上病的な方向音痴のオバチャンにも
スマホは懇切丁寧にガイドしてくれるのだから。
あ、ここから建長寺や鶴岡八幡宮まで歩けるんだ。
スマホの提案に従い、ぶらぶらと鎌倉街道を歩く。
建長寺の奥まで行くのは体力的にキツそうなので
そこはちょろっと参拝する程度にとどめ
鶴岡八幡宮に寄ってから鎌倉駅を目指す。
小町通は平日にもかかわらず竹下通りのような若い賑わいを見せており
あ、これは大人の女のぶらり旅ではないと断念。
なるべく静かな道を選びながら、もうすぐ鎌倉駅だ。
そろそろ休憩したい。
どこかにおいしいコーヒーを飲ませてくれて
しかも、一服を許してくれる店はないかしら?
こういうとき、人間の感は妙に働くもので
すぐにいい珈琲店が見つかった。
1杯800円と高いが、この際、止むを得ない。
2時間半歩き続けた後の珈琲とタバコの
なんとおいしかったことか。
さて、次はどうする?
またまたスマホの出番。
ああ、江ノ電に乗れば海に行けるんだ!
民家ギリギリを走る江ノ電の
最前車両の一番前に座り
車窓に顔をくっつけて景観を楽しむ。
降り立ったのは稲村ガ崎。
コンビニでサンドイッチと缶コーヒーを買い
海岸に下りる。
遠くにサーファーの姿は見えるが
海岸に人はいない。
ここでコーヒーとサンドイッチの遅いランチ。
ひとり。
沈みかけた夕日が海を照らし
打ち寄せる波の音がなんとも心地いい。
ああ、来てよかった。
最高の休日だ。
友だちとランチとオシャベリを楽しむのも悪くはない。
でも、一人の時間を楽しむこと
それは私にとって、とても大切なことなのだ。
これから先、私は人生の帰路を歩いていく。
家族も大切だし、友だちも大切だ。
けれども
一人でも遊べる心と身体のフットワークをつけておくこと。
それが私の終活なのである。
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