できるだけ、お仕事に支障がなく、有効に治療を進めたいものです。
しかし、お仕事で役職や管理職についていらっしゃり
お休みや半休をとりにくく、治療がうまく進まなくてストレスを感じられる方がたくさんいらっしゃいます。
そんな時にそのストレスが、いっきに噴き出すことがあります。
「そんなこと言われたって、仕事でその日は来れません!」
「私が仕事をしているのをわかって言っているのですか?! 朝の6時頃からあけてもらえないんですか?」
「私の仕事は朝の9時から夜の18時までなんです! どうしてその時間をはずして診療できないんですか? 私に治療を受けるな!と言ってるのですか?」
このような怒りの感情がスタッフにぶつけれらることがあります。
不妊治療は「出口の見えないトンネルをひたすら歩いているような気分になる」と表現されます。
いつ、どれだけ、どんな努力をしたら治療の成果が得られるのか?
それが見えない治療だけに患者様の抱えられるストレスは大きいものですよね。
私達もできるだけお仕事や生活に支障のないように治療を受けて頂けるように工夫したいと思っています。
しかし、「仕事のシフト上、診療時間に受診することはできないので早朝対応するように」と求められても、可能な範囲であれば努力はできますが、ご希望にお応えできないこともあります。
例えば、「仕事がとても忙しい、銀行に行かなければならないけれど9時~15時の銀行の開いている時間は仕事で行けない」場合を考えてみましょう。
「仕事が忙しいので窓口を開けて欲しい」と訴えても銀行は開きませんよね。
たぶん、みなさんは
こんな時には、お仕事の工夫をされて銀行に行かれるのだと思います。
半休をとったり、有休をとったり、と工夫して・・・
でも、銀行と不妊治療との違いは・・・
銀行は1回行けば解決するけれど、不妊治療は「通院を続けないといけない、一回行って終わりではない」というところですよね。
仕事も大切・・
治療も大切・・・
生活も大切・・・・
でも、今、この時期に何を優先すればいいのでしょう?
色んなことを考えてみましょう
年齢のこと、
何人の子供が欲しいと思っていて、一人目はいつまでに欲しいと思っているのか?
夫の年齢、子供を責任持って成人にするまでの経済面、親の健康面を考えて、急いで治療した方がよいのか?
それとも・・もう少し、仕事に専念して、数年経ってから治療に専念する方がいいのか?
職場に「不妊治療で通院していること」を告げることで、通院も仕事も楽になることもあるかもしれません。
ご自身の生活スタイル、仕事のスタイルに合った診療時間の施設に通うことで楽になることもあるかもしれません。
少々無理をしてでも、ご自身が「ここで治療を受けたい」と思う施設に通うことで「ストレスが少ない」と感じられることもあるかもしれません。
人それぞれ、生活背景も様々で
価値観もストレスも違います。
でも
「赤ちゃんが欲しい」という思いは同じ・・・・
一緒に夢をかなえるために頑張っていきたいですね。
ご自身で「どうしたらよいのか」が見えなくなった時には
看護師にお声かけください。
ゆっくりお話を聞き、どう調整したらいいのか?を
一緒に考えたいと思います
私達は、
みなさんが、ストレスを軽減して自分らしさを保ちながら治療をうけることが出来るように
いつも側にいたいと思います。
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