みなさま、こんにちは いよいよ寒さが増してきましたね。今回は、冬場には特に注意していただきたい、精子検体のお持込みについてお話させていただきます
寒い日には、お持込みされた検体カップがとても冷たくなっていることがあります。顕微鏡下で観察すると、ほとんどの場合、前回の検査値と比較して運動率が低下しています。
思いの外、元気な場合もありますが、精子がほとんど動いていない状態の方が多いです。
精子は外気温の影響を強く受けます。暑さや寒さにとても弱いのです。
精子の状態が悪いと、治療方法の変更を余儀なくされたり(例:体外受精予定が顕微授精に変更になる)、治療自体が中止になったりする場合があります。
それを防ぐには、できるだけ体温に近い温度を保つために、採取後の精子検体カップは寒い室内で放置などせずに、速やかにタオルで包み、外気に触れないようにコートの中にいれて抱えるようにして、クリニックにお持込ください。
ただし、カイロ等で保温はしないでください。熱にも弱いので逆効果です。
院内の採精室もご利用いただけます(有料)。
ご本人に受診歴がある場合はインターネット予約も可能です。ただし、インターネット予約の場合は、後日確認のためにご連絡させて頂く場合がございます。ご了承ください。
11月から3月くらいまでは持込時にご注意いただきたいと思います。
今日は暖かいなと思っても、気温が15℃を下回るようなら、注意が必要です
ご質問がございましたら、いつでも胚培養士にお声かけください