冬は寒いので、冷えに気をつけていらっしゃる方も、夏になると油断しがちになります。
暑いから・・・とキンキンに冷えた飲み物を飲んだり、エアコンでお体を冷やさないようになさってくださいね。
さて、今日は鍼灸師より
についてのお話です。夏は特によくかく“汗”ですが、体内の熱を汗にして体外へ放出し、体温調節をはかる役割をもっていることはよく知られていると思います。
東洋医学の考え方では、「気」の働きで体内の津液を蒸発させ、体表に排泄されたものを言います。発汗の有無、時間、発汗部位などによって、汗を何種類かに分けることが出来ます。その中のいくつかをご紹介したいと思います。
いつも汗をかいている、汗が止まらない ⇒ 『自汗（じかん）』日中よく汗をかき、活動した後ひどくなる汗は、冷え性の体質の方によく見られます。
睡眠時によく汗をかく ⇒ 『盗汗（とうかん）』俗にいう「寝汗」の事です。よく口が渇いたり、熱がこもりやすい方に見られます。
大量の汗をかく ⇒ 『大汗（たいかん）』体の熱が盛んになりすぎている人に見られます。また、顔面蒼白でいつも手足が冷たいけれど大量の汗をかく方も大汗の部類に入ります。
頭によく汗をかく ⇒ 『頭汗（とうかん）』局所的に頭によく汗をかく方は、内臓の上部にある臓器（心や肺や胃）に熱がこもっていると考えます。
汗は、『気』の作用により発散されることはお話しましたが、汗が出過ぎると体の中の『気』も出てしまいますので、ご注意を
私の汗はどのタイプ？？
と迷われる方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽に鍼灸師までお尋ね下さい
鍼灸師一同、より多くの皆さまに東洋医学に興味を持って頂けるように努めてまいります
