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東洋医学からみた月経痛の話

こんにちは
秋も深まり紅葉も色づいてまいりました
冷えも気になる時期です・・・
皆様、腹巻やレッグウォーマーなどを着用し、冷えからお体を守ってあげてくださいね。
今日は東洋医学からみた“月経痛”についてお話をさせて頂こうと思います

当院の患者様の中には、「生理痛がひどくて・・・」とおっしゃる方がおられます。
生理の時は痛み止めを服用せずには耐えられない・・・とお困りの方も。

東洋医学では、“月経痛”という症状の原因をタイプ別に分けて考えます。 
当てはまるものがある方は、少し頭の片隅に置いてもらえればと思います。

タイプ①月経前から症状がある・
・・月経前に乳房が張って痛む、イライラ、憂鬱、怒りっぽい、下腹部が張るetc・・・
   
②おなかが冷えて痛む・
・・体が冷える、暖めると楽になる、月経が遅れやすいetc・・・

③月経血が出にくい・
・・月経初日から痛む、月経血に塊がある、月経血が大量に出ると痛みが和らぐetc・・・

患者様はどのタイプにあてはまりましたか?
タイプ別のツボも紹介しておきますので、気持ちいい程度に押してみてください

【タイプ①】
月経前から症状がある、肝鬱(かんうつ)タイプ
  
月経前に上記のような症状がある、いわゆる月経前緊張症と呼ばれる症状があるのは、肝鬱気滞タイプの特徴です。
ストレスなどで、血を体内にためておく働きを持つ”肝”という臓器の機能が低下し、体の流れを促進する機能(=東洋医学でいう”気”)がが停滞し、月経血が停滞して痛みが出ます。


【タイプ②】
おなかが冷えて痛む、寒凝(かんぎょう)タイプ

冷えが子宮に侵入して、月経血の流れを悪くし、排出されにくくなり痛みが時生じます。
普段から体を冷やさないように気をつけてください。
薄着、冷たい飲み物やたべものは避けるようにしてくださいね。
特に月経期は腰の周りを温めてください。


【タイプ③】
月経血が出にくい、血お(けつお)タイプ
   
    
血行が悪くなり出にくくなって痛みます。
月経血が黒っぽい色でかたまりが多く、大量に排出した後は痛みが和らぎます。
タイプ①肝鬱気滞やタイプ②寒凝が原因でなることもあります。鬱血を取って血行を改善すると同時に、もともとの原因を取り除くことが大切です。普段から体を動かすように心がけ、月経期は腰の辺りを動かす運動をすると、痛みが軽くなります。


ご自分のお体に関して、東洋医学的にどうなのだろうと?と知りたい方、月経痛でお困りの方、冷え性を何とかしたいとお考えの方etc・・・
お気軽に鍼灸師へ声をかけてくださいませ。
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