前回の問題は、公倍数を使った問題でした。
公倍数は、小学校で習いますが その求め方は
もとの数を、それぞれ2倍、3倍、4倍、と計算していき、
共通の倍数が見つかれば、それを公倍数とするという
とっても非効率的な計算方法でした。
この方法だと、最初の数が大きくなればなるほど
おそろしく時間がかかり、3つの3桁の数の最小公倍数を求めるとなると
気が遠くなります。
そこで、最初の数を素数のかけ算として書き直す方法
(素数の積 と言います)にして、調べます。
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発砲スチロールでできた、
42cm×70cm×105cmの直方体が ひとつ500円で売っています。
この直方体を同じ向きに積み上げて できるだけ大きな立方体を作りたいのですが
予算が15万円以内と決まっています。
予算内で、できるだけ大きな立方体を作るとき、直方体を何個買えばいいでしょうか?
これは、中学に入ってから教科書に載っている方法を使いますが
小学生でも理解できます。
しかも時間を掛けずに、計算の無駄もなく、合理的に数の仕組みが分かります。
電卓が105円で買える時代に、長い筆算ばかり練習させるのは
ある意味拷問ですよね。