ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

世代較差

2006-01-18 08:09:53 | 競馬ジャングル

 

今年の3歳馬は強い

今年の3歳馬は弱い


よく秋ころから世代較差のことを言われますね。
その基準となるものは天皇賞秋、JC、有馬記念、この3大レースにどれだけ3歳馬が割り込んでこれるかでしょう。
過去10年間で天皇賞秋、JC、有馬記念を3歳馬が優勝したレースです。

 有馬記念  JC     有馬記念
 03 シンボリクリスエス  シンボリクリスエス
 01  ジャングルポケット マンハッタンカフェ
 98  エルコンドルパサー グラスワンダー
 97   シルク
ジャスティス
 96 バブルガムフェロー  
 95   マヤノトップガン

この中で最強世代はやはりエルコンドルパサー、グラスワンダー世代でしょう。
他にもスペシャルウィークもいますし。
シンボリクリスエス世代はヒシミラクルがいなかったらたいした世代ではなかったかもしれません。
後の活躍を見る限りほんとに菊花賞でファストタテヤマに勝たれなくてよかった。
ダービー馬タニノギムレットが引退したにせよ、皐月賞馬ノーリーズンはその後未勝利ですしね。
バブルガムフェロー世代も微妙です。
ダービー馬フサイチコンコルド、菊花賞馬ダンスインザダークも3歳限りで引退、皐月賞馬イシノサンデーは古馬になってから1勝しかしていません。
あと不思議なのは00年のエアシャカール世代。
同年のJCはアグネスフライト、エアシャカール、イーグルカフェ、シルクプリマドンナの同世代のG1馬4頭が出走して16頭立ての13着から16着までを独占したのです。
当時この世代は最弱世代とも言われました。
しかし古馬になってから天皇賞秋、フェブラリーS、安田記念とG1を3勝するアグネスデジタルがこの世代から出ていると言うのも興味深いですね。
イーグルカフェもG1JCダートを勝っている不思議な世代なのです。

■参考(順に皐月賞馬、ダービー馬、菊花賞馬)

年度 皐月賞  ダービー  菊花賞
 
03 ノーリーズン   タニノギムレット  ヒシミラクル
 01 アグネスタキオン ジャングルポケット マンハッタンカフェ
 00 エアシャカール  アグネスフライト  エアシャカール
 98 セイウンスカイ  スペシャルウィーク セイウンスカイ
 97 サニーブライアン サニーブライアン  マチカネフクキタル
 96 イシノサンデー  フサイチコンコルド ダンスインザダーク
 95 ジェニュイン   タヤスツヨシ    マヤノトップガン

01年世代から…古馬になってからマンハッタンカフェ(天皇賞春)
97年世代から古馬になってからメジロブライト(天皇賞春)
95年世代から古馬になってからジェニュイン(マイルCS)マヤノトップガン(天皇賞春、宝塚記念)マーベラスサンデー(宝塚記念)

 


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6 コメント

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ハナ差 (YES)
2006-01-18 08:10:20
エアシャカールはつくづく三冠馬にならなくてよかったと思いますね。

三冠獲った後、あの成績ではちょっと格好がつかないですよね。

アグネスフライトGJって感じです。
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ナリ豚ライアン (ok-era)
2006-01-18 08:21:50
ナリタブライアンも3冠とってから2勝しかしてないですね。

晩年は天皇賞春のあとに高松宮記念。

3冠馬らしからぬ扱いでした。
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そうですねぇ。 (セイキです。)
2006-01-18 09:20:02
やはり、晩成の馬が減ってきているのではないでしょうか?菊花賞の予想にはいるトキにつくずく思います。

毎年菊花賞のコロになると、賞金ギリギリですが、間違いなく晩成血統でステイヤーの仔を競って買いました。(スーパークリーク、メジロマックイーン、ヒシミラクル、マンハッタンカフェ等、どの馬も、優先出走権は持ってなかった馬たちです)サンデーの遺伝力が強いのはよくわかるのですが、このまま

だと競馬は廃れていく一方です。(ここ数年の春の盾の勝ち馬を見ると・・)春の盾を勝った馬が、その後未勝利ってのはどうも(まぁ、ケガは除きますが)・・。

生産者の方々や、馬主もその辺は考えて欲しいところですね。
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芝と砂 (うまごや)
2006-01-18 10:04:05
芝とダート戦線では若干異なるようなかんじですね。

セイキさんのコメントに晩成馬という文字がありましたが、最近の8歳9歳あたりまえの風潮もどうにかならんですかね。

昔だとランニングフリーが7歳とかでも老馬といった扱いだったのに。

それとも不景気のあおりで、種馬になれないなら1銭でも多く稼がせるといった考えなのでしょうか?
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うまごやさんのゆうとおり (セイキです。)
2006-01-18 13:58:26
特に、ダートの交流戦が増えてから特にその傾向が強いですね。(ノ○なんとか)古くはアドマイヤボサツとキソジゴールド。(宝島は生涯の親友ってな具合にかかれてましたが)ダート、砂があたって痛い分高齢馬の方が辛抱できるのでしょうか?
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SS (ok-era)
2006-01-19 07:10:19
高齢の馬が増えてきたのはSSの影響もあるでしょう。

SS産駒は早い時期から能力を発揮します。

そして長距離から短距離まであらゆる距離に対応できます。

少し血統の弱い馬はSS産駒の馬よりの頑張らなければなりません。

成績がよくても血統的なバックボーンがなければ簡単には種牡馬にはなれません。

G1勝ってなくてもSS産駒だからボーンキングもサンライズペガサスも種牡馬になれます。

他の馬たちには数で勝負しかないのですね。



それから最近は3歳時からSSの優秀な馬がダートに参戦してきました。

昔は芝がだめで古馬になってからダートに転向したものです。

3歳時からSS産駒にダート界に入ってこられたら他の馬たちは厳しいですね。

だから数で勝負しかないのです。

キャリアをかさねていくうちに気づいたら8歳でした。9歳でした。ってことになるのでしょう。

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