ふじのはな鍼灸院

ふじのはな鍼灸院は岡崎市大門にあるレディース鍼灸さいとうの岡崎分院です。

毎日続く腹痛!中高生を悩ませるその正体とは

2023年03月09日 | こどもの症状

こんばんは

岡崎市大門のふじのはな鍼灸院です

 

 

朝起きるとお腹が痛い

気持ちが悪い

毎日のように体調不良で学校を休み

気づくとずっと学校に行けていない

しかし

午後になるにつれて

元気になっていく

 

このような傾向がある場合

ただ学校を休みたいだけの仮病?

夜更かしして体調が悪いだけ?

と思われがちですが

 

実は起立性調節障害という

病気が隠れている可能性があります

 

今回は腹痛と起立性調節障害の関係性と

適切な治療法についてお話しします

 

★起立性調節障害の基本

 

起立性調節障害は

自律神経の乱れによって

血流循環機能がうまく働かなくなり

特に起床時や起立時に

内臓や脳への血液量低下による腹痛や

気持ち悪さ、血圧低下などがみられる病気です

 

自律神経は

活動時に働く交感神経と

リラックス時に働く副交感神経の

2つから成り立っています

 

起立性調節障害は

そのうちの特に交感神経の働きが

悪くなる病気です

その為

朝起きてすぐの神経が活動的にならず

思うように動く事ができません

 

また

起立性調節障害は

起床後から時間をかけて

交感神経の働きが良くなっていく

傾向にある事から

午後から夕方になるにつれ

体調も回復しやすくなり

仮病と勘違いしやすい病気

とも言われています

 

日本小児科学会によると不登校の3〜4割は

起立性調節障害というデータもあります

 

★腹痛と起立性調節障害の関係性

 

腹痛は腸の働きと深い関係があります

 

腸の働きは主に自律神経の働きによって

コントロールされており

腸は伸びたり縮んだりをくりかえす

蠕動運動と呼ばれる動きをします

 

この蠕動運動は

食べ物やガスを肛門へと押し出し

便やガスとして体外へ排出しています

 

しかし

起立性調節障害は

自律神経の調節が不安定になるために

腸の働きが悪くなり

蠕動運動も上手く行えなくなって結果的に

便やガスが溜まったり消化不良を起こし

腹痛として現れてしまいます

 

 

また

 

起立性調節障害は

 

腹痛以外にも

 

朝起きられない

立ちくらみ

動機や息切れ

頭痛

などの症状を伴う事があり

 

中高生の10人に1人

発症するとされています

 

★適切な治療法とは

 

一般的に起立性調節障害の治療は

対症療法として

 

・血圧を上げる薬

・抗てんかん薬

 

などが処方されます

 

しかし

根本的な治療にはなりません。

 

大切なのは起立性調節障害の原因である

末梢血管交感神経活動の低下を改善する事です

 

その治療の一つに鍼灸治療があります

 

自律神経系の症状は鍼灸治療の得意分野です

 

当院は起立性調節障害外来を設けるなど

起立性調節障害に対する治療を

積極的に行っております

 

自律神経の働きを整えるツボを使う事で

バランスは安定し

腹痛から解放される生活へと導いていきます

 

もちろん

生活環境やカラダの状態をしっかり把握して

その子に合わせた治療を行います

 

★病院受診も必要不可欠

これは除外診断を行うためです

起立性調節障害と似た病気として

甲状腺や心臓の病気や貧血などがある為

まずは除外診断を行う事も大切になります

 

病院の専門科は小児科です

例え高校生でも小児科です

 

起立性調節は適切な治療を行えば

改善できます

 

2週間以上体調不良が続く場合は

まず一度ご相談ください

 

起立性調節障害専門外来

https://ladies-shinkyu-okazaki.com/od/ 

 

レディース鍼灸さいとう岡崎電話

 

 


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