こんばんは
岡崎市の女性・小児専門鍼灸院
ふじのはな鍼灸院です
先月10月4日(日)~10日(土)は
「ホスピス緩和ケア週間」
日本ホスピス緩和ケア協会が
2006年度から
世界ホスピス緩和ケアデーを最終日とした一週間を
「ホスピス緩和ケア週間」とし
ポスターの掲示やセミナー・見学会の開催を通して
緩和ケアの普及啓発活動に取り組んでいます
近年メディアでも取り上げられる
「ホスピス緩和ケア」ですが
みなさんはどういったイメージをお持ちですか?
「最後に行くところ」
「モルヒネなどを使われる」
「入ったらそこで最期を迎えることになる」
といったようなお声がいまだ聞こえます
具体的にどういった場所・ケアになるのでしょう
2020.11.3中日新聞には
がん終末期患者 4割が「痛み」
遺族調査 緩和ケア不十分
という記事が掲載されていました
国立がん研究センターによると
「亡くなるまでの一か月間に
痛みを感じることなく過ごせたか」
との質問に
40.4%の人が「痛みがあった」
と答えたそうです
しかし、その中でも
緩和ケア病棟では
痛みを訴える人の割合が少なく
適切なケアがなされていた
とのことです
そもそも緩和ケアの対象となる
終末期に患者さんが訴える苦痛とは
体に起こる痛みや不調という
身体的な苦痛
だけではありません
患者さんは
いのちが脅かされているという
心理的苦痛
思うように動けなくなることでの
社会的苦痛
分自身の価値への不安などからくる
スピリチュアルな苦痛
といった
様々な苦痛と戦っています
WHO(世界保健機構)は
「緩和ケアとは
生命を脅かす疾患による問題に
直面している患者とその家族に対して
疾患の早期より
痛み 身体的問題 心理社会的問題 スピリチュアル
な問題に関してきちんとした評価をおこない
それが障害とならないように
予防したり対処したりすることで
クオリティー・オブ・ライフを
改善するためのアプローチである」
と定義しています
現在の日本では
主に終末期を迎えた
がん患者さんに対して
緩和ケアがおこなわれることが
多くなっています
「悪くなったらいくところ」
というイメージもいまだ強くあります
しかし ホスピス緩和ケアとは
単に苦痛を取り除くためにあるものではなく
身体的・心理的・社会的苦痛に対して
どのような支援ができるのか
考え おこなうケアなのです
だからこそ
病状が悪くなってからよりも
がんと分かったその日から
頼れる医療者と
支えてくれる家族とともに
最期まで
ともに歩んでいけるように
生きるための積極的な治療と
苦痛を和らげるための緩和ケアを
受けていけることが
理想的といわれています
ここ近年では
「人生会議」
(アドバンス・ケア・プランニング)
という
終末期を迎える前に
どのような治療を受けるのか
どのようなケアをしてほしいのか
人生の最期をどう生きるのかを
事前に家族や医療従事者と相談し
最期まで自分らしく
希望をもって生きていくための
ケアプランを立てていく
取り組みもおこなわれています
コロナ禍、在宅時間が増えたことで
終活や人生会議を考え始める方も
増加しており
今後ますます緩和ケアの必要性が
高まってくることが伺えます
私たち鍼灸師も
患者さんと向き合い
少しでも心身の苦痛が和らぐよう
寄り添い治療をおこなっています
がんに対する積極的な治療はできませんが
副作用の緩和やストレスの軽減など
それぞれの立場で
患者さんにとっての
より良い人生の支えとなれるよう
ホスピスの心を胸に
向き合い続けたいと思います
それでは
豊橋医療センター緩和ケア病棟の
取り組みをご覧ください
緩和ケアでがんと共に生きる
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