12時14分一関到着。
ここで東北本線に乗り換えだがのるべき列車が雪のため来ない。ホームでしばし寒さに震えながら待つ。
東北新幹線は空いていた。自由席だったが乗客は二桁に満たない。これじゃ東日本 も大変だ。
平泉に到着。暮れのこの時期、さすがに駅前は閑散としている。
まずは昼食をということで、そば屋へ。「わんこそば」に挑戦はせず、山菜そばを。
どんよりとした、北国の典型的な空模様で、寒いが予想したほどは寒くない。
まずは「平泉文化遺産センター」へ。ここで平泉のアウトラインを学習。
次いで平泉の目玉「中尊寺」へ。
ダラダラとした月見坂を溶けかかった雪道に足をとられないように進む。
観光客は少ない。人のいない参道を写真に撮ることが出来る。他の時期には絶対に出来ないだろう、この時期に来て良かったと少し満足。
金色堂に到着。金色堂の金の輝きが昔に比べて落ち着いて来たように見えるが、季節のためかはたまた観光客がいないためか。
時間は4時を廻り、北国の空はうす暗くなって来た。
もう少し散策をと、高舘義経堂へ。
入り口の案内所は閉店。だろうな、こんな時期のこんな時間に来る物好きはいないと判断し早々に閉店したのだろうと思いながら堂へ。
高舘義経堂からは束稲山が遠望でき、眼下には北上の大河が。芭蕉が見た衣川は残念ながら……。
芭蕉は夏草を、自分は積もった雪を見て、儚さを思った。
今日の宿へ。200名以上の収容能力のある宿だが、宿泊客は10人そこそこ。
温泉もロビーも何もかも貸し切り状態。
翌日は毛越寺へ。庭園は雪に覆われ、他の時期とは全く異なった風情。雪に覆われた景色は独特の趣があり、この趣を見ることができたことに感謝。
この旅の中で出会った観光客は、さすがにオフシーズン、少ない。お土産屋も大半が閉まっている。少ない観光客のほとんどが若い女性。歴女か。おばさんの団体がいないのはとてもとても静かでグー。
予想していたほど寒くもなく、静かで落ち着いた平泉を散策を楽しめた一泊二日の旅でした。