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ぐうたら老人のカオスな放課後

第一線をリタイヤ。世の中を斜めから覗く日々。

四国 ぶらり車中泊の旅 その4

2011年06月18日 | 旅行
 「道駅 宿毛」を出発。ここでの車中泊の車は5,6台。関東ナンバーが多かった気がするが。
 
 今日の目的地は松山は道後温泉。宇和島市を通過したときに、宇和島城などの有名な観光地はスルーして多賀神社に。40年余り前に訪れたとき、レンタカー屋のおじさんに「ぜひ行って見ろ。」と強く強く勧められた神社再訪。昔は素朴な感じだったが、随分立派な宝物館ができていたのにはびっくり。昔の方が情緒があったような。

 3時過ぎに道後温泉に。かの有名な道後温泉本館(正式には何と言うのかな。共同浴場?)は外観を眺めるだけで入浴はスルー。
 道後は一説に「にきたず」の船着き場があり、そこから朝鮮半島に出航との説が。その場所であろうと言われるところに「額田王の歌碑があるらしい」と言うことを昔聞いたことがあった気がする。観光案内所で尋ねたところ、さんざん調べて「護国神社にあるようです」と教えてもらう。地元ではどうも余り知られていないようだ。トボトボと歩くこと20分強。護国神社に到着。境内に万葉園(?)があり、そこに新しい歌碑が副碑と共に。昔はこの辺りが本当に海岸だったのかしら。しかし、見ることができ目的の一つが果たせて良かった、良かった。車中泊に疲れていたのか、もう一つの有名な三津浜を訪ねるのを失念してしまった。残念。

 
 

 今日はここ道後で泊。人の少ないどこかの道後の湯に浸かり旅の疲れを…。


 朝、出発前に伊佐爾波神社を参拝に。この神社の本殿の建築様式は特殊で、宇佐八幡と石清水八幡の三社しかないとのこと。昨秋宇佐八幡を見ているので、できれば石清水も訪れて見たい。(石清水は高校の古典で習った徒然草に登場していたはず)

   裏から撮影してみました。


 今日の目的地は松山市郊外の砥部焼の里。砥部の伝統産業館でレンタルサイクルを借りて自転車で窯元巡りを。山間部にあるので、自転車での登りは老体にとっては厳しい。でも窯元巡りを満喫。砥部焼は日用雑器が基本であるが、若い人たちの砥部焼らしからぬ新しい作品を創り出している窯が見られる。今後どう発展して行くのだろうか。
 新しい作品も良いが、砥部焼の最大の魅力は日用雑器にあると思うので、変に茶器なんかが主流になって欲しくないと思うのは旅人の勝手な思いか。散策の途中で、「村の駅五本松」で一休み、町の人たちのもてなしの心を実感。
 窯元巡りを堪能して自転車を返して車に戻ったところで雨が降り出した。危ないところだった。

    
 砥部焼の里 登り窯を載せたかったが。


 砥部焼の里散策を終え、四国の旅の目的地は全て訪れることができ、疲れも溜まってきたので帰路に。ただ金曜日の午後4時前。このまま「しまなみ海道」に出れば、休日1000円の恩恵に与れない。かといって松山で時間をつぶすのも今一つ。思案の結果、R11で高松に、高松でも時間が早ければ鳴門まで行くことに。我ながら馬鹿な行動だとは思うけれど。
 松山からひたすらR11を、各地でのICへの入り口案内を横目で見ながら。高松には午後8時前に着いてしまったので、更にR11で鳴門へ。11時に鳴門へ到着。ここで夕食を。徳島ラーメンを食べたかったが分からないのでファミレスでカレーライス。
 時間も丁度良くなったので鳴門北ICから連絡橋へ。激しい雨風でハンドルが取られそうなので慎重に慎重に。淡路SAに入って見たけれど時間も時間、その上の荒天で寂しい限り。早々に引き上げて本州へ。第2神明から名神、新名神、伊勢湾岸道と雨と共に走り、早朝無事に帰宅。



  四国の旅。全行程1829.6キロの走行。四国の縁を廻るドライブに。最終日は砥部から自宅まで558.5キロ。今回もまた九州と同じように走ってばっかりの旅になってしまったようで反省。
  事故・違反に十分気をつけてのドライブだったが、四国のドライバーの運転にはちょっと首を傾げる場面も。(名古屋も決してグッドマナーとは言えないが)

  四国はお遍路の地。各地でお遍路さんを。団体バスで、タクシーで、自家用車でのお遍路さんが多かったが、一人(同行二人か)で雨の中をコツコツと歩いて廻っているお遍路さんもちらほら。その背中に大きな物を…。

  ぶらり車中泊の旅は今回で2回目。足かけ6日間約1830キロの旅。少々きつかったと言うのが偽らざる感想。次は2泊3日ぐらいの旅にと思ってます。きつい面はあるが、時間に縛られず自由に動けるのが車中泊の醍醐味。年も年なのであと何年できる ことやら。行ける内にチャレンジをと考えて、次のプランを練ってます。


  * 写真をもっと載せたかったがファイルが大きいとかで拒否されてしまいました。



 

四国 ぶらり車中泊の旅 その3

2011年06月16日 | 旅行
 今日は次の目的地「足摺岬」へ。40年程前に訪れているが、どのように様変わりしているのか楽しみ。

 途中、黒潮町で「鰹のタタキ」看板に惹かれて立ち寄り。港の食堂で「タタキ」を注文。すると鰹一匹を捌き始め、捌いた片身を藁であぶり食卓に出してくれるではないか。家では余り好きではなかったのだが、「美味い。」の一言。魚の生臭さ(?)が全く無い。

   


 道草を食いすぎたのか、足摺岬には3時過ぎに到着。時期も時期ということか、観光客はほとんど見えない。
 岬の先端をのんびりぶらり散策する。温暖な気候か、自分が育った東北の海岸部とはまったく異なる植物相(当然か)。そして、昨日訪れた室戸岬ともまた異なる雰囲気とも感じるのだが。
 40年余りの時間は観光地の様子を変化させるのに十分な時間であるようだ。街並みは昔の面影がほとんど無くきれいに整備されている。昔見た「ちょっとまて…」の看板を探してみるが撤去されているようだ。当然か、観光地には相応しくない文言だし。
 時間に余り余裕がなかったので「ジョン万次郎記念館」を諦め「竜串海底館」に。
閉館25分前に到着。見学者は誰もいない。水族館の魚たちとは異なり、野性味溢れる姿にしばし見とれる。
 
 

 今日の車中泊は「道駅 宿毛」に。ここは夕日が素晴らしいところとか。しかし、残念ながら厚い雲。美しいであろう夕日を想像しながら就寝。
 少し疲れが溜まって来た感じ。

 


 

四国 ぶらり車中泊の旅 その2

2011年06月15日 | 旅行
 白峯の次の目的地は室戸岬。子供の頃「室戸台風」があり、なぜか室戸岬を見たいと言う思いがあった。

 さて、白峯を下りるには来た道は遠慮したいと、地図を眺めてみると反対側に五色台山岳ルートがあるではないか。「なんてことだ」

 R11に出てひたすら室戸を目指す。
 途中で志度寺に立ち寄る。なかなかな建物。謡曲の舞台の地であることを思い出す。山門の脇のお寺には、なんとエレキテル先生こと「平賀源内」のお墓があるではないか。真新しいお地蔵様の傍にポッツンと源内さん一基だけのお墓。ちょっと違和感が。近所には記念館もあるが今日は月曜日で残念ながら休館。



  

 R11が海岸縁にでるとモヤがかかっており瀬戸内海の風景は全く見ることが出来ない。こんな時期に来たのが悪いのだと諦めてひたすら運転を。和三盆の工場兼売店があったので一休み。お店の方が「ここ数日海からモヤがあがってきてるんですよ」と同情した顔で慰めてくれる。

 室戸岬へ向けて、朝からただただひたすら車を走らせる。飽きもしない。山は霧がかかり、海はモヤっている。そんな四国は香川県から徳島県を抜けて高知県へ。

 午後4時過ぎ室戸岬到着。まずは海洋研究開発機構の室戸陸上局を見学。事務室に見えた方から丁寧にレクチャーを受ける。日々海底地震を観測しているとのこと。御廚人窟・中岡慎太郎像・室戸岬灯台を見て海岸の遊歩道をしばし散策。時間も遅く、観光シーズンでもないので、他の観光客には全く会わず、靜かに室戸岬を楽しむことができた。最後に「シレストむろと」で海洋深層水温泉に入り、今日一日の疲れを癒す。
「うっ、この温泉はしょっぱいぞ。」

 室戸岬の手前の光景

  見えるのは唯空と海のみ
 
 こういう光景も珍しいのでは



 さて今日の車中泊は「道の駅キラメッセ」でということで向かうが、夕飯を摂りたいが店がない。それじゃコンビニで弁当でもと思うがコンビニもない。どうする。
焦って走り回ってやっと一軒のお好み焼き屋を発見。なんとか食事にありつくことが。
 
 今日の泊まりは道の駅「キラメッセむろと」。雨が降り出した、停まっている車は無い。心細くなっていると、一台の車が。「沼津」ナンバー。少しホッとする。



 翌朝、雨も止み高知へ向けて出発。「札幌」とか「仙台」ナンバーの車がやってくる。彼らは昨夜は何処で泊まったのか。隣の「沼津」車はまだ起きてこない。

 R56を高知へ。香南市に入って「絵金蔵」の案内表示を発見。「おどろおどろした絵」だったことを思いだし立ち寄ることに。シーズンオフの平日ということもあってか見学者は誰もいない。受付で提灯を渡され展示室へ。この地で年に数日間それぞれの持ち主が軒下に蝋燭の灯りの下で人々へ披露する習慣をなぞった見学方法だとか。1時間余り滞在。彼(絵金)の絵は錦絵の一つの発展形なのだろうか。しかし、余りにも個性的すぎ、彼一代で終わった世界なのだろう。

  

 県道14号に入り、今日の目的地「牧野記念植物園」へ。失礼ながら高知県はさほど豊かな県ではないと思われるが、とても素晴らしい植物園。ゆったりとした敷地に木材を上手に用いた本館や牧野博士記念棟。雨が再び降りだしたのでゆっくりと見ることが出来なかったが手入れの行き届いていそうな庭園。(温室はそれほどでも)
 十分に堪能して植物園を後に。時間があったので龍馬像に敬意を表すために桂浜へ。「あれ、龍馬像こんなところだっけ」。昔来たとき確か龍馬像は砂浜にあった記憶だったが、思い違いだったのか。

 今日は少々疲れが溜まってきたので、高知市内のビジネスホテルで泊まることに。
      
 これまでの走行距離  1日目 413.9キロ
            2日目 315.8キロ
            3日目 103.7キロ
            

四国 ぶらり車中泊の旅 その1

2011年06月15日 | 日記
 6月の日曜日、まもなく休日1000円が終わる前にと四国へ旅立ち。
訪れる予定の地は、白峰山・室戸岬・牧野植物園・足摺岬・砥部焼の里。


 お昼過ぎ、どんよりとした梅雨空の下、天候を心配しながらまずは瀬戸中央自動車道の与島PAを目指して出発。伊勢湾岸から新名神・山陽自動車道をのんびりゆったりと車を走らせる。

 夕方の6時半過ぎに与島PAに到着。本道からPAに下る道は結構なものでした。
曇っており、残念ながら瀬戸内海の景色を眺めることはできない。
 予定ではここで1日目の車中泊をする予定だったが、ちょっと今日を終了するには早すぎる。そこで道の駅「香南楽湯」まで進めることに。

 
ナビの誘導で町の中を走るが、本当にこれでいいのかな、こんなところに道の駅があるのだろうかと心細くなってきた頃に無事到着。立ち寄り温泉があるので早速入浴。併設の食堂で饂飩を食べ車に戻ったら隣にキャンピングカーが。どこから来たのかとナンバーを見たら『帯広』。ご苦労様です。


 朝6時に一晩お世話になった香南楽湯を出発。いざ白峰へ。
 地図では海岸の傍で平地の中にあるから大したことは無いだろうと思っていたら案に反してナビが誘導する道は厳しくも険しい道。「対向車が来たらどうするべえ。戻りもこの道か、やばいな」と悩みつつ山頂へ。
 この地の目的は『雨月物語』の「白峯」の舞台を散策すること。山頂の駐車場から「崇徳院御陵」へ歩きながら辺りを見れば、鬱蒼とした木々の地。まさしく「白峯」の世界そのもの。夜になるとまさに陰火が燃え上がり化鳥が翔来るのではと想われる。都人にとって難波が遠望できる(?)この地に留め置かれることはいかほどに辛かったことだろうか。しばし「御陵」の前で「白峯」の世界へ。
 御陵への登り口

 

  「白峯」を「しらみね」と読んでいるが、地元では「しろみね」と読むとか。
  確かに「しろみね」と読む方が本来の読みであろう。では、なぜ秋成は「しら
  みね」と振り仮名を付けたのだろうか。現実の地と作品上の地は違うという主
  張(考え)なのか。

 

 

 四国へ向かって

2011年06月05日 | 旅行
先回の九州車中泊の旅から半年が過ぎ、再びハンドルを握って旅へ。
五月の半ばに出ようと思いながら日常の雑事や台風で今日までのびのびに。
休日千円も今月の19日までとか。
天候にはあまり恵まれそうもないけれど今回を逃すと秋まで行けそうもないので思い切って出かけることに。
予定は6日間だけれど、果たしてどうなるのやら。
訪れたい場所は白峰の崇徳院御陵・室戸岬・牧野博士記念植物園・足摺岬、あとは現地で行き当たりばったり。
事故の無いようにゆっくりのんびりと。

携帯から上手く書き込めれば、途中で更新を。ただ機械音痴なもんで、果たして出来るかどうか。

 いざ出立