ぐうたら老人のカオスな放課後

第一線をリタイヤ。世の中を斜めから覗く日々。

五輪異聞

2012年07月25日 | 日記
ロンドンオリンピック開催まであと2日。
日本選手の活躍を楽しみにしています。

ところで、マスコミはいつものように大騒ぎ。

オリンピックと言えば子供の頃に見た記録映画を思い出す。
メルボルン・ローマそして東京大会の記録映画は印象に残っている。

その中で、感銘を受けたのはローマ大会のマラソン。
まったくの無名の選手だったエチオピアの「アベベ」。
彼はローマの街を裸足で走り見事に金メダルを。
その映像は鮮烈なものだった。裸足で夜のローマの石畳を黙々と走る姿は……。
 (もっとも彼は次の東京大会では某メーカー提供のシューズを履いていたが)
東京大会での柔道で日本が敗れたのも鮮烈な思いだった。


ところで、オリンピックと言えば昔はオリンピック開催が近づくと必ず、近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵の話題が取り上げられたものだが、このところさっぱり彼の名を見なくなってしまったような気がするのだが。彼の近代オリンピックに対する理念からすれば仕方がないことなのかなあ。
それにしても、近年のオリンピックは商業化が酷すぎるのでは。クーベルタンが見たら何と言うだろうか。

一昔前は「アマチュア憲章」がオリンピックの絶対基本で純粋なアマチュアしか参加できなかったような気がしたが。ましてやCMに出るなんて絶対に許されなかったような気がするのだが。

時代が時代だから仕方がないのかなとも思うのだが。


なにはともあれ、活躍を楽しみにしています。
選手のインタビューを聞いて頑張って欲しいと思うが、唯一気になった言葉が「国民に感動を与えたい」。この言葉に違和感を感じてしまった。彼が若いからと言えばそれまでだが……。

しばらくはマスコミは五輪一色でしょうね。ちょっとウンザリ。



夏油温泉へ

2012年07月05日 | 旅行

 岩手までドライブ。

  お昼に名古屋を出発。中央道・長野道・上信越道・北陸道と走り長岡で一旦高速を 出てスタバでコーヒーを調達と貝印のガソリンの給油を。
  辺りはすっかり夜のとばりが。再度長岡ICから高速に入るのはちょっとと言う事 で、一般道で磐越道の安田ICを目指すことに。ナビを頼りに夜道を走行。

  ナビを頼りにしつつも途中のアクシデントで予測時間をオーバーして23時近くでや っと安田ICに辿り着く。ここからは再度高速を走行。郡山JCTを通過する頃に小 雨が。安達太良SAで休息するも雨脚は強まる。雨は宮城に入っても降っていたが、 岩手との県境に近づく辺りでは小雨に。岩手に入って青空が。

  盛岡IC辺りで前方に岩手山の雄姿が。それにしても木々の緑が例年になく濃いよ うな感じが。
 
        

  秋田道北上西ICから夏油温泉へ。途中の夏油スキー場までは特に問題のない道で 快適なドライブ。しかしスキー場からは山道。ガードレールもなく、落ちれば深い谷 手に少し汗を…。走ること8㎞(案内板による距離)。たどり着いた夏油温泉。

        

  冬季は閉鎖される温泉とのことだが、十分納得できる山間にひっそりと佇む温泉  地。数軒の旅館が在るが、営業しているのは露天風呂に近い2軒のみ。鉄筋作りの立 派な旅館は休業中。やはり秘湯と言われる温泉地は露天風呂の有無が大切なのか。 
   
        

  元湯夏油館の奥にある昭和館。まさに名の通り昭和を感じさせる建物。その建物の 裏の坂を下って川岸にたどり着くと五つの露天風呂が。女性専用露天風呂の一つを除 いて全て混浴。ただ時間によって女性専用になるとのこと。利用時間は午後9時ま  で。元湯夏油館の内風呂は24時間利用可。確かに防犯上や野生動物などのことを考 えると露天風呂が午後9時で閉まるのも納得できる。今回は残念ながら露天風呂には 二カ所しか入れなかったのは残念。無理してでも全て入浴する人がいるけれども。
 口コミでは熱すぎて入れない露天があるとあったが、今回は全て適温かぬる湯であっ た。

          

  元湯夏油館から30分ほど奥に入った所に日本では最大の「石灰華」が在るとのこと で、早朝に散歩がてら行って見ることに。山道を上り下りして行くこと数十分。川の 畔に。畔の道は岩崩れが数カ所。森からは「蝦夷春蝉」の鳴き声が。

          

  夏油温泉の旅は天候に恵まれた旅となった。岩手の秘湯夏油温泉。確かにTVは衛 星放送しか入らず、旅館の電話は衛星電話だけ。(しかし近年HOMAは狭い範囲で 通ずるようになったとか)秘湯と言えるだろうが、食事に刺身は入らない。


  3泊4日2000㎞のドライブ。平日だったので渋滞も混雑もなく、天候に恵まれた旅 を楽しむことができた。



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