水木しげるサン

漫画家の水木しげるサンは、ＰＮＧとはゆかりの深い方です。第２次世界大戦中、陸軍兵としてＰＮＧへ派兵され、退却途中に敵の攻撃に遭い、左腕を失いました。壮絶な経験をされる中、地元民とは心通じるものがあり、戦後も再び訪問する等、その親交は続いたと聞いています。詳しくは『水木サンの幸福論』（日本経済新聞社）ほかをどうぞ。

話変わって、年末年始にパプアのアマゾンとも呼ばれるセピック川へ行ってきました。そこへ行くには手段が限られるので、秘境と言われています。河口から中流付近までの村々を、船で訪れました。セピック旅行の話は、いずれご紹介しようと思っています。

そのツアー中、元旦に訪問したTAMBANUM村でのこと。私たちを日本人と見て、話しかけてきた男性がいました。『日本の漫画家が、２週間後にテレビ取材の為にここへ来る予定で、私はそのコーディネートをしている』と言うのです。これはもう、ズバリ水木サンのことでしょう！彼は、テレビマンユニオンの方（事前準備に来た方でしょうか）の名刺を見せてくれました。

水木サンの公式サイトを覗くとやっぱり！『１月１４日から、テレビの仕事でニューギニアのセピック河に出かけています。』今頃、あの村にいるのだと思うと、水木サンとの距離がちょっぴり近くなったような気がします。どんな番組なのか気になるところですが、放送を見た方がいたら教えて下さいね！