『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

絵本「ルリユールおじさん」

2018年11月06日 | 手足を使う日々

子どもの通う小学校では、毎週絵本の時間があります。
親もいろんなクラスを回るのですが、
今日は、4年生の教室で、
「ルリユールおじさん」という絵本を読みました。

やんちゃなあの男の子が、
一番前でまっすぐな目で見ている。
仲良しのあの子とあの子が、
肩をくっつけ合って聞いている。

宿題をしながら聞いていた子も、
いつしか手がお留守になっている。
かわいいなぁ〜。
私もまっすぐ届けなくては。

ストーリーは、
バラバラになってしまった植物図鑑を、
ルリユールおじさんのところで直してもらって、
大人になって植物学者になってもまだ、
その本を大事に持っていた女の子の話。

それを縦糸に、
ルリユールという職業、本を修理する手順、
手を使う素晴らしさ、そして絵の美しさなど、
幾重にも横糸が織られている、いせひでこさんの絵本。

あとで、本好きの子が発言を求められて、
うまく言葉にできなくて、
(そりゃそうだ。申し訳ない)、
「本が直って、自分の好きな絵が表紙になって、良かったです」
と言葉を絞り出していたけれど、
もっといろんな、言葉にならないことがありそう
(そりゃそうだ。申し訳ない)。

いいのよ。
言葉になるのは大人になってから。
絵本のことなんかすっかり忘れても、
どこかに残ってる。

先生が
「いいお話だったなぁ。
好きなもの直して大事に使うっていいね〜」
とコメントされた。

おや、そういえば!
「おばちゃんも、ジーパン直して履いてる!」と
足を高々と上げて、膝と裾を見せて来ました。



「みんなも、表紙の絵くらいは
好きなものに変えられるかもしれないねー」と、
手を使うことをあおってみました。

「買ったものに手を加えるって、アリなんだ」
「修理するって、好きなものがもっと好きになることなんだ」と、
今すぐでも、大人になってからでも、
トライする子がいたらいいな~。


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