「あおくんときいろちゃん」という絵本が、
どえりゃー大好きです
(好きさを強調したくて、名古屋弁で言ってみました)。
毎週小学校で絵本を読む時間があって、
そこに読みに行っているのですが、
最近は、この絵本を読んでいます。
読めば読むほど謎があって、おもしろい。
主人公は「あおくん」。
3年生と読んだ時に、
「青いものって何があるかな?」って子どもたちに聞いたら、
空とか宇宙とか海とか…、果てしないものがいっぱい出てきました。
おともだちは「きいろちゃん」。
じゃあ、黄色いものは?
ひまわりとか、おひさまとか、花火とか(夏でした)、
輝いている光のようなものがいっぱい出てきました。
あおくんときいろちゃんが仲良しすぎて、
遊んでいるうちにみどりになっちゃうシーン。
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これ、みんな注目したり笑ったりするんだけどね。
仲良しの友達とか、憧れの選手とかアイドルとかのマネしたくなるのは、
きっと、みどりになるってことなんです。
相手を取り入れて自分が変わるっていうことです。
変わっていく子どものことを親がわからなくて、
家に帰ったら「このみどりの子はウチの子じゃない」と、
親がきっぱり拒否します。
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そこを読むといつも、
「親子ってこういうものかもなぁ~」と反省します。
せっかく子どもが外で成長して家に帰ってきたのに、
「こんな子はウチの子じゃない」って拒絶する。
変わらぬ子どもらしさはかわいいものです。
手の届かない所で成長するのは不安もあります。
でも、子どもは青のまま成長することもありますが、
いろんな色を身に着けて成長していく方が、
まっとうな気がするのです。
勉強を頑張って、成績が上がるのは、
青のままの成長で、わかりやすいのですが、
外に出て、たとえば格差社会とか差別とか、
いろんな世界に出会って、その影響を受け、
どんどん違う色になって変わって行くのは、
緑になるってことですよね。
それ、親がわかってあげたいなぁ、と思うのです。
「青の子だけがウチの子だ」って言いたくないのです。
私、競争させられるのとかルールを決められるのが苦手で
「みんなの個性が輝けばいい派」なんですが、
自分の子どもが部活ばっかりしてて、体育会系なんです。
素質としては、競争派じゃないのに、見事に競争社会で生きてるんです。
それ、私にはあんまり理解できないんですけど、
充実してるみたいだから、何かあるのかな、と思ったりします。
まだ自分でも言葉にできないけど、
何かわからないことをいっぱい学んでるんだろうな、と思ったりします。
でも、ホントは完全に色が変わっちゃうんじゃなくて、
自分の要素もちゃんと生かして、新しい要素も身に着けて、
どんどん虹色になって欲しいんだけどね。
さて。
これからどんな色になっていくのでしょうか。
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