『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

夫から妻へのプレゼント~手仕事の意味~

2019年12月29日 | 手足を使う日々

夫からもらった今年のクリスマスプレゼント。
私、下半身温めたい族なのですが、
前にもらった靴下が薄くなって、
何度もつくろっては履いていたのだけれど、
いよいよ広い面積が薄くなってしまいました。

足裏の穴はダーニングで補強してきましたが、
その糸も切れてきて、
しかもかかと全体が薄くなってきたから、
面積が広すぎてダーニングではどーしようもないかなぁ、
と、困っていました。



お見苦しい画像でスミマセン。
そこまでして履かなくてもいい、っちゃーいいんだけど、
気に入っているので、ついつい。

「大事に作られた、大好きなものを、大事にする」という暮らしは、
持つのも、使うのも、修理するのも、使い切るのも、
それはそれは気持ちのいい、人間らしい確かさを感じるから。

手仕事の会の時に、古い靴下を持って行って、
「いっそフエルト化して全体を包んで、
そのうちブーツになったりして」と言いながら、
コットンの靴下に羊毛を馴染ませる方法を
教えてもらっていました。

それはまた、年明けにでもやってみるつもりの
お楽しみ宿題なんだけど、
そんなことを思っていたら、
今年のクリスマスに夫からプレゼント。

なんと、ウールの靴下!
「繕う前提で選んでみた。いろんな色で繕ったら
ツリーの飾りみたいでキレイになりそうでしょ」だって(^^)。
ウールなら、そのまま羊毛を乗せてフエルト化できます。
ダーニングで繕っても、黒だから色が目立ってカワイイ。おおっ!

って、なんで?
「コットンの靴下に羊毛が一体化しない」
って相談してたことなんか、知らないよね?? 
何のことだか、意味わかんないよね?

私がコットンじゃなくてウールの靴下欲しいとか。
靴下専門店でウールの靴下探したけど
「破れやすいので作ってません」って言われたこととか、
知らないよね???
すごーーーーーい。でかした、夫! 何なんだ??? 

と、なぜか上から。怒られそう(^^)。
でも、コレは永遠に履ける気がする!
ありがとう!!



プレゼントは、靴下のほかに、
ていねいにつくられた木のお皿とフォーク。
作った人の思いと、田舎の住所と名前、
そして「こういう風にオイルを塗って育ててください」などと、
手入れの仕方をていねいに書いた紙が一緒に入っていた。

こうやって、大事にしたいものを、
ちょっとずつ身の回りに増やしていけたら、
たくさんの新しいものは、いらなくなる。

モノ自体というより、
モノに込められた気持ちの方が嬉しいお年頃。
それが両方ビンゴだったという、ステキなプレゼント。

ひつじさん、毛刈りしてくれた人、毛を洗ってくれた人、
染めてくれた人、糸にしてくれた人、デザインしてくれた人、
編んでくれた人、お店に置いてくれた人、そして買ってくれた人、
みんなありがとう。

そっか~。
これまでに、手仕事の会で、
刈ったばかりの羊の毛から、ぬるま湯で洗って、
植物と太陽の力で3週間ほどかけて染めて
カーダーで整えて、糸を紡いで、枷にするまでを
ひととおりやらせてもらったからこそ、
この手間がわかって、その分、嬉しさが増えるんだなぁ。

手仕事をする意味のひとつは
「感謝と喜びと共に暮らせる」かもしれないね。
ちょっと照れるくらいまっすぐな言葉だけど、
すっごいいい気持ち。

大事にしよう。

「大事にしたいものを大事にする」。
それも「自由」な暮らしの大切な要素。
自由の喜びを味わっています。

「キレイにしたいものをキレイにする」。
これも自由な暮らしの大切な要素ですが、
こっちは、私にとって、自由への鍛錬です。

今日は大掃除。
ああ~、掃除は苦手なんだよね~(^^;)。
がんばろ!


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