『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

「自分らしさ」なんて言ってますが

2020年12月02日 | 考える日々
「自分らしさ」なんて、
安っぽい自己啓発本みたいなタイトルをつけてしまいましたが、
一体、自分らしさって何でしょうね。

私の場合なら、
打たれ弱いので、それなりに鎧を着つつ、
炭鉱のカナリア的にその感性も大切にする。
その鎧は着脱可能で、脱げる時には脱いでおく。

理解力が乏しいので、地味に勉強もしつつ、
教科書の借り物の言葉は使わずに、
カラダが知っている事と重ねて理解し、
学んだ事を、自分の言葉にして、
頭からカラダに降ろして実際に使っていく。

世界の平和を願うので、
周りとの違いを大切にして、身の丈で平和に生きる。
自由になりたいので、自分も人も否定しない。
ただし、疑問は大切に暖めていく。

みたいなこと。

具体的には、
自分がいいと思うものを人に差し出して、
受け取ってもらう。
そして、周りと一緒に幸せになっていく。

あれ、全然具体的じゃないな(^^;)。

人に受け取ってもらうものは、
スポーツ選手なら競技する姿だし、
芸術家なら作品だし、
農家の人なら野菜やお米だし、
実業家なら、仕事やお金だし、
プログラマーなら、使いやすいシステムだし、
家の仕事なら、料理やふれあいだし、
人それぞれ形は違う。

今は、作品や成果物という結果だけじゃなくて、
そこに向かう過程だって、受け取れる。
むしろ、モノが満たされた今は、
そっちの方が(たとえば一所懸命さが)人を幸せにすることもある。

私の場合は何かなぁ。
まぁ、このブログもそうか。
一緒に勉強する、小さなクラスとかも。
自分が、真っ当に生きて死んでいきたいと思い、
あれこれ考えたりしたことを、立ち止まって言葉にして、
手渡したり、受け取ったり暖めていく作業。

誰かに、何かに反応して
喜怒哀楽に振り回されるんじゃなくて、
(=周りにまき散らすんじゃなくて)
自分のありたい姿を自由に描き、その都度確認し、
できる範囲で、そこに向かっていくこと。

最速でそこを目指せ!とか、
太陽に向かって突っ走れ! みたいに言われると、
そうじゃないタイプの私は落ち込んだり諦めたりするから、
「そっちに向けて1回歩けたら1回エライ!」
くらいで良しとしよう(^^)!

きっと、意識してもしてなくても、
同じように思う方が、たまたま見つけたこのブログに、
繰り返し訪問してくださるんでしょうね。

考えてみたら、
毎日、こういう行ったり来たりのブログが、
たった何百人かにでも受け取ってもらえているって、
力強いことです。

一歩一歩、自分を真っ当に育てたいと願う、
自分が生きていることに意味を作ろうとする、
素晴らしい何百人かの方たちに届き、
その方たちがそれぞれの生きる現場を
自分の能力に応じて整えていってくださる。おおっ!

自分の描く姿に向けて、
自分を1ミリずつ育てていく。
行きつ戻りつしながら、
自分比で、前よりマシに生きていく。

みんなそうやって遠い道を歩いていく。
たくさんの、愛おしい命の営み。
すごいな。

生きていてくださって、ありがとうございます。
なんて思ってしまう。


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4 コメント

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Unknown (ZIP)
2020-12-02 10:18:56
自分が自分として成立している、というあまりにも対象として身近過ぎる事柄について考察する場合は、それが失われたり、あるいは欠落することを想像してみることが方法としては一番妥当だと思います。
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Unknown (オキツ)
2020-12-02 22:26:36
ZIP様流の自己認識法ですね?ありがとうございます。
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Unknown (ZIP)
2020-12-02 23:51:46
今回のウィルス感染のように、直接人と関わることに制限を加える事態が一定期間継続することによって、普段の生活といった自明性が大きく損なわれることで、それなりに気がつくことがあるわけです。
これはなにもウィルス感染に限ったことではなく、災害や事件・事故、無理な生活習慣においてもそれは精神的疾患として確認できます。
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Unknown (オキツ)
2020-12-04 08:30:06
普段の生活から変わることで、それぞれに気付くことがあると思いますが、ZIP様はどんなことに気付かれましたか? それを一人ひとりで自分の言葉にしていくことが、それぞれの成長したい方向、自分が求めるものを示す大きなヒントになってくれると思います。
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