「岡本太郎の“今日の芸術”っていう本は、自由の哲学にも通じるよ」
と、アートセラピーをしている江口一政さんに勧められた本。
早速、図書館で予約をしてみた。
そして届いたのがコレ。
すっご~~~~い。
こんなに古い本、久しぶりに見た!
実は、おじいちゃんの蔵から掘り出してきた本を
手元に何冊か、記念の意味で置いてるんだけど、それに近い質感。
発行日の読み方すらわからない(^^;)。
時代的に、昭和19年にこのテの本が発行できるわけがないから
29年、と読むのか??
よく本の奥付に「検印は廃止します」って書いてあるけど、
廃止する前は、発行者のハンコがすべての本に押してあったんだ!!
でも、何のために??
もちろん、中身も写植じゃなくて活字だし。
ページが茶色く変色して、めくるとポロポロ破れそう。
細心の注意でページをめくる。
ああ、なんだか、この本、深呼吸してるみたい。
おそらく何十年もの間、書庫で眠っていた本が、
今、私の手の中で光と空気に触れている。
そうやって、慎重に慎重にページをめくると、
内容は水もしたたる新鮮さで、私に迫る。
そうよね。本は飾られるより読まれたいよね。
ちょっとだけ読んで、
「ほうっ」と息を吐きつつ本を置いたら、
デッサン力がないとか、四の五の言わずに、
早速、絵を描きたくなった。
描こう描こう、今すぐ描こう!!
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