4回目の今回は、
世の中を肯定的に見ることを通して、
「思考」と「感情」を結ぶ練習をしていきます。
目次
- 心に残る言葉は「忘れてもいいんです」!?
- 精神の瞬間の輝きは、一生を照らす
- 練習。無理にでも寄り添ってみる
- 懲りずに宿題
1.心に残る言葉は「忘れてもいいんです」!?
毎回、6つの行をひとつずつまとめたテキストを
宿題として読んできてから、実際に取り組んでみる、
という流れでやっています。
今回のテーマは「肯定的にものごとを見る」です。
今回もまずは、宿題として読んできたテキストから、
各自、大事だと思った所を出し合ってみます。
それぞれ、いろんなところを出してくるのですが、
今回、みんなに共通して
「コレ大事!」と心に響いた言葉がありました。
それがなんと「毎日、忘れてもいいのです」でした。
以前、「意志を育てる」の回で、
「毎日同じ時間に何か意味のない事をする」
という練習がありましたが、
全員2~3日しか続けられなかったという経験がベースにあっての
「毎日、忘れてもいいのです」。
毎回、自分で宿題を出しては挫ける
大人クラスの私たちを励ます言葉(^^;)。
潔癖にキラキラと悩む思春期と違い、
私たちは、いい加減さやふてぶてしさで笑い飛ばしながら、
暖かく自分や周りを許していくことにしましょう。
でも、みんながこの言葉に注目したということは、
「本当は毎日コツコツ宿題に取り組もうと思ってたのに、
日々の中に紛れちゃった」という自分の1か月を、
誰でもない自分が残念がり、
「でも、また思い出してやってみよう」と
前向きな気持ちを持っている裏返しのはず。
2.精神の瞬間の輝きは、一生を照らす
さて今回は「思考」と「感情」の練習ですが、
「思考」も「感情」も、両方
物理の法則とは違う法則で動いています。
筋肉は毎日コツコツ積み重ねることで鍛えられ、
筋トレを怠るとその分衰えていく。
だけど精神は、
瞬間的にものすごく輝いたことがあれば、
~たとえば友達を守るために
勇気を出して先生に立ち向かった経験がたった1回あれば~、
思い出すたびその経験が
一生その人を照らし、励まし、支えてくれます。
みんなそれぞれに、思い当たる節があるようです。
また、「過去は変えられない」という言葉がありますが、
「実は、変えられるのでは?」という話も。
物理的な過去が変えられないとしても、
感情と精神の力でその経験に向き合い、
自分の中での位置づけを変えることで、
「しんどかったけど、あの経験があったから今の自分がある」
と言えるように、
失敗を昇華していくことは可能です。
過去の経験の「意味」を変えて行くことはできるのです。
3.練習。無理にでも寄り添ってみる
次に、感情と精神の練習として、
肯定的にものごとを捉えてみる練習をしました。
今、違和感を感じていることを出し合い、
その中から一番肯定的に捉えるのが難しいことを選び、
それを肯定的に理解してみるのです。
この時は、緊急事態宣言の真っただ中。
学校もお店も門を閉ざして人々は家に閉じこもり、
終わりも答えも見えない中で、
正義を振りかざす「自粛警察」が問題になるほど、
人々に余裕がなくなり、
様々な犠牲を払ってコロナ収束に向けた努力をしていました。
そんな中で
「コロナが広がる危険を承知でパチンコ屋に行く人」について、
肯定的に寄り添ってみるのです。
とっさに「それは難しい」と思いましたが、
感情と思考の筋トレとして、
あえて難しい課題に挑戦です!
それって、まるで
ケンカ中にケンカ相手の気持ちを最優先に考えて寄り添う。
それと同じくらい無理やりな課題ですが、
あえて肯定的に捉えてみることはできるのでしょうか。
心の筋力が試されます。
それでもなんとか、
気持ちを寄せてみたのが、次のようなことです。
わかるまで伝える努力をするのに、
大人は一斉に伝えるだけで、
わからない人は放置したままで責める」…
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