『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

SOSは出なくても

2022年11月06日 | 考える日々
SOSを出すのは、
誇り高い人には、ちょっと勇気が要ります。
自分が「出来ない」ってのを認めるから。
「助けて」とか絶対に言わない。

父も夫も揃いも揃ってその典型で、
絶対に「出来ない」って言わないの。
言えない、かな。

周りからは、明らかに
無理してるってわかるんだけど、
矜持って言うのかなぁ。
何にしろ、プライドを大事にしている。

私も結構プライド高かったんだけど(今もかなぁ?)、
「大丈夫」って言い続け、
「デキル」って背伸びすることは、
実は、自己否定だし、
救いの手を振り払ってる事なんじゃないか、
と思うようになった。

いや、父の話。今日、昼すぎに電話をしてきた。
「野菜いっぱいあるんだけど、近々取りに来る?」って。
片道1時間半もかかるのに、父は、月に何度か、
ドライブがてら、車で野菜を届けてくれる。

それなのに、今日に限っては、
「持って行こうか?」じゃなくて
「取りに来る?」だって。

はて??

よくよく聞いてみると、
「風邪ひいて、2日間寝続けた」とのことで、
病気なんてしたことのない父にしては、
なかなかに珍しい状態だったらしい。

熱も出ないし2日間寝続けたらスパッと治った。
でも、入れ替わりで母が風邪を引いた。
このご時世、ちょっと不安になったけど、
大丈夫やからね、という話がちょっと鼻声で語られる。

それってさ~「野菜取りに来る?」じゃなくて、
「帰ってきて」じゃないの(^^)?
わかりにくいよ。素直に言ってよ。
ほんっとに、私の周りの男子はこういう人が多い。

そんなわけで、
父の趣味の家庭菜園に寄って野菜をもらって、
ついでに水やりとかして、あとは食事の買いものして、
実家に帰ったらすでに夕方。

両親の顔を見たら、案外元気そうでホッとした。
でも、布団は2つとも敷いたままだった。

数日分のおかずを作り置きして、
夕食を一緒に食べ、母の食欲がないのを
「せっかく作ったんやから食べてよね~」と、
無理気味に食べてもらい、9時ごろ帰ってきました。

今までは「子どもが帰ってくるまでに家に帰れ」って、
アレコレ持たせてくれて夕方には追い出されてたけど、
今日は、時間が遅いのに気づいてなかったなぁ。

一人で来て、実家に夜まで居て、
親のごはんを作り貯めて帰るのって、
初めてだった。

「玄関、北向きやったっけ?
そしたら東側に植えたらいい」とか、
微妙におかしなこと言ってたしなぁ。
玄関の向きなんか、知ってるでしょ?
しかも玄関が南向き西向きでも東は変わらんで~~。

考えてみたら、SOSは出なくても、
そういうお年頃だよなぁ。
80越えて、よく2人とも頑張ってくれてる。
孫の好きな干し柿、今年も作ってくれてたね。
ありがとう。

もうちょっとマメに行こう。

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