『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

古い本③

2013年09月12日 | 考える日々
古い本、いいなぁ。
新しい本が図書館の書架にあるみたいなんだけど、
あえて古い本を書庫から出してきてもらう私。
お手数をおかけします。

まだ「戦後」と言われていた時代、
著者も出版社も、全身全霊で生み出し、
読者も本気で取り組み、大事に図書館に迎えられ、
いつからか、書庫で眠っていた本。

でも、手にとる人がいたら、
智恵に満ち、本質的で時代を越えた内容が惜しみなく与えられる。
ボロボロの、茶色く変色した本。

活字が時々裏のページに陰影をつけたり、
後ろに検印がきちんと押してあったり、
図書カードを入れるポケットが付いていたり。
大事に作られ、読まれてきた本。

同じものが文庫で買えるらしいんだけど、
どうも買う気がしない。
これからも読み返したい時は、
いつでも図書館で借りて来よう。

それこそ、「外見で中身を判断してる」、
と言われればそれまでなんだけど、
この本で読むと、言葉の重みを感じられる。

ピカピカの新刊本の目新しさ、若々しい美しさもいいけど、
いよいよ年をとったら、
年相応の深みのある、こんな本になれたらいいな。
静かにたたずんでいて、手にとった人には英知を授けるような。
おおっ、カッコイイ!

…と、夫と話をしていたら、
「げげっ、オレの妻は60歳になったら
奇声をを上げて通りを走ったりするわけ??」
(↑岡本太郎さんの本なので)と驚いていた。

わはは、そういう方向ではないから安心しろ。
しかも、キミの妻は、真面目だが妹体質だ…グスン。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿