『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

年末に第九を聞くこと

2020年12月18日 | 手足を使う日々
WEBであれこれザッピングしながら第九を聞いていた。
ら、朝比奈隆指揮の第九に釘付けになってしまった。
何を調べようと思っていたのかも忘れて、没頭~。

この音楽は、天と人間のコラボレーション。
人の手を借りて、天が奏でる音楽。
人が人の力だけで作った音楽じゃないと思う。

いいなぁ。
すごくいいなぁ。
上品で、清らかで、誠実で、
とがった所がなくて、やわらかくて、でも端正な演奏。

「円熟の極み」と評してた人もいたっけ。
本人は「極まった」なんて思ってないだろうけど。
なんであの振りであの音が出るんだろ??
不思議~。

昔は12月上旬からあちこちに歌いに行って、
いろんな指揮者、オケの違いを楽しんだ。
年末、29日と30日にフェスティバルホールで歌って、
「さ~終わった終わった。明日、実家に帰ろう」
って感じの年末の過ごし方。
ああ、なんて贅沢な時間だったんだろう。

私、音楽好きなんだなぁ。と改めて。
クラシックである必要はないんだけど、ウルサイのは苦手。
ウルサクてもカルミナ・ブラーナみたいな曲は好き(^^)。
なんで~~? わかんない。

第九は、「祈り」って感じがする。
100人も200人もが一度に気持ちを合わせた祈り。
同じ時間に、日本全国津々浦々のホールで、
何万人もの人が同じ祈りの時間を作っているはず。
それって、大きな祈りの力になるはずだよね。

結局、1時間フルで聞きほれてしまった…。

昔は、みんなと同じ事言うのが嫌で、
「年末に第九なんて当たり前すぎる」
と、わかったよーな顔で言ったりしたこともある。
歌ってたくせに。

だけど、平凡でも非凡でもいい。
そんなこと、どーでもいい。
第九はやっぱり、
一年を喜びで締めくくるのにふさわしい一曲だわ!!
平凡だけど(^^)。

一年を喜びで終えるのも、
一生を喜びで終えるのも、
そして、一日を喜びで終えるのも、
時間スケールは違えど、同じこと。

あまりにも、音楽が素晴らしかったので、
この一日を、音楽の喜びの余韻のまま締めようと思います。

今日の教訓。
「好きな音楽はBGMにならない」

最初からもう一度聴きながら寝ようっと。
おやすみなさ~い。
明日、「好きな音楽では眠れない」
っていう教訓を学ばなくていい事を祈りつつ。



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