夫婦関係は、くにうみ神話なのか～ 97/100

ウチの夫婦は、笑うほど、

考え方も、得意不得意も、価値観も違います。

盛り上がって結婚した後で、いろいろ気付いて、

「あらま、どうしましょう！」という(^^;)。

あまりにも違うので、

若い頃には自分との違いに、

いちいちムカつくこともありました。

が。

よく考えてみたら、

単純に、自分と違うことにムカつくのって、

自分に自信がないだけか？？　とも思うのでした。

若い頃は仕方ないけど、

そんなこと言ってたら、誰ともやっていけないわ。

そんなにめちゃくちゃ心響き合う感じでなくても、

それなりに、10年20年一緒に生きてみたら、

自分に足りないものを相手は持っているし、

自分があまっていることなら提供できる、

ということに気付いてきました。

いちいち否定されるのはイヤだけど、

それなら、自分が相手を否定しなければいい。

目に付く「違い」に疲れるなら、

見えない「同じ」を探すことに挑戦する。

まぁ、うまく出来てきたわけじゃないけど、

今日失敗したら、明日またチャレンジできる。

そこは、家族ならではで、時間はたっぷりある。

それこそ一生分使って行っていい(^^)。

まぁ、私ののんびりした性分は、

こういう時には気長に取り組めていいし、

人にも自分にも肯定的で、彼我の違いも楽しめるんだけど、

目の前のコマゴマした問題に対処するのは苦手、とか

まぁ、合う、合わない、がある。

だけど、性分自体は良いも悪いもないからな～。

一方、夫の、チャキチャキした性分は、

時々めっちゃくだらないことで怒ってるけど、

現実社会に具体的に対応して力強く泳いでいけるし、

それに伴うこまごました処理も得意、とか、

ホントにデコとボコなんだよね。

とか考えてたら、

国産み神話で、イザナミとイザナギが

「吾が身の成り余れる処ところを以て、

汝が身の成り合はぬ処に刺し塞ふたぎて、

国土生み成さむ」と言って、

様々なカミサマを生んでいった話を思いだした。

これ、男女の身体の違いの話じゃなくて

心の話として読んだら、おもしろい。

「私がたくさん持っているもので、

あなたの少し足りないところを補って、

もちろん、その逆もあって、

2人で重なったら、いろいろ創っていけるね」

ってことだよな～。

若い頃には、

「私のデコは役立つけど、私のボコは問題ない」

って思いたかったから、

指摘されたらイラッとしてたんだろうな～。

青い～～。

神話って、物理的な次元で読んだら

「んなわけないでしょ」っていう話ばっかりだけど、

見えない心や精神の領域の話として読んだら、

めっちゃおもしろい。

何の比喩だろ？とか思いつつ。

たいていはわかんないんだけど、

時々ぱ～って解き明かされたりする。

このくにうみ神話も、

私たち夫婦の心のあり方そのものだわ～

と思ったのでした。

夫婦関係だけじゃなくて、

一緒に何かをやってる仲間とだって、

そういうデコとボコの組み合わせの妙を、

日々実感しています。

全方位的に感謝！！！！

▼本日のフォルメン　97/100

※「何コレ？おもしろそー」という方は、
コチラをどうぞ。
私にとっては、

心を整えるヨガであり、瞑想の時間です。