前にも書いたことがあるんだけど、
子どもがヨーグルトとバナナを手でにぎにぎして、
触感の違いを楽しんだり、
崩れそうな積み木を整えようとしたら激怒する、
なんてことには、子どもなりの意味があったんだろうな~
と思っています。
そこから10年。
勉強しないで遊びまわっていることにも、
友だちとスマホでつながり続けてソファで寝ちゃうことにも、
親と会話をしなくなってきたことにも、
大事な意味があるか、と言われたら、ちょっと疑問。
もう、昔にみたいに
天使的な存在が子どもを守ってくれるわけじゃなく、
どっぷりこの世を生きて行く、地上の人だからね~。
そこには「自分の高い意志」を、働かせてもらいたい。
その場の刹那的な欲だけじゃなくて、
本当は自分はどうしたいのか、を考えて決めて欲しい。
そう思うから、言い方を考えてみた。
いや~、だって!
夫が「早くお風呂入りなさい!」と言って、
100回中100回失敗してるから(^^)。
それが続くと、「最近あいつは、全然言うこと聞かない」
と家の中が険悪になると来たもんだ。ああ、不毛。
「こっちが言い方考えてみたら?」と言うと、
言い方のイメージが全然湧かないみたいで、
それにも驚いた。
何か自分がやってる作業を中断させられて、
やりたくないことを強制されたら、
誰だって素直には聞けないでしょーに。
聞く姿勢が出来てから、選択肢を示して、自分で決める。
それなら、やみくもに
「お風呂に入れ」って命令されるより
通じるんじゃないだろか、と言ってみた。
「先に宿題やってから遊びなさい!」
というよりは、たとえば、
「あら、もう〇時やね。今日の宿題は何分コース?」
と聞けば、
「今日はそんなに大変じゃないから30分ほどかな」。
「先にやらなアカンことからやりなさい!」
というよりは、たとえば、
「インスタチェックと、宿題と、明日の用意と、お風呂。
今日は、どの順番でなさいますか?」
と、ちょっとお嬢様扱いで聞くと、
「あ~、今、既読付けちゃったから、
返事してから、先にお風呂入るわ」。
「もうスマホばっかりさわってないで!」
というよりは、たとえば、
「取り掛かったら早いんだから、
始めるまでにパワー消耗しないように、
いったん、ケータイ預かっとこうか?」と言えば、
「そこまでしなくても大丈夫」と自覚してくれる。
「親の言うことを聞け!」というより、
「アナタの考えを聞かせてほしい」と思うんだよね。
ただのオカンでも、生きた時間が長いだけ、
子どもよりは経験値が高い。だけど、
時代も変わってるし、世の中の泳ぎ方も違うから、
親の言うことが子どもの社会の正解とは限らない。
普遍的なところを伝えるのが親の役目だとしたら、
やっぱり、私は、
「自分で決めたように、行動出来たらいいね」
ってことは、伝えたいなぁ。
人の言うこと聞くより100万倍難しいけど、
自分で考えて決めて動ける若者が
1人でも増えたら、一人分、未来は明るい!
あ、大人もね!
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