『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

地球に生きる人間を肯定する

2022年01月19日 | 考える日々
温暖化だの、流行りウイルスの蔓延だの、
地球規模の災害が増えています。

自分の住んでいる地域だけで、
どうこうしたって
どうにもないようなことが
急激に増えてきました。

でも、まさかトンガの火山が
日本に津波を起こすなんて、
考えたこともなかった。

ホントに地球って、
まるごとでひとつなんだ、と
驚いているところです。

地球のあらゆる生態系が、
地球という全体を作る一つひとつの細胞だとしたら、
人間はガン細胞で、異常繁殖している、
という説もありますが、そうは思いたくない。

人間がこんなに傍若無人なのに、
まだ生かされているってことは、
人間は成長を期待されている、
人類には未来がある、ということだと思う。

ティーンエイジャーの頃は、
「人間が絶滅したら地球は戻る」
なんて、シニカルに考える方が
気持ちにフィットしていました。

でも、50を越えたら、
人間がそんなだったとしても、
やっぱりとても愛おしい。

今の世の中は、
過去の人たちが作ってきた、
最高傑作だったんだろう。

そして、今の時代のいろんな問題は、
史上最高の時代から、
さらにいい時代を作るための、
人間が取り組むべき課題だろう。

その課題に立ち向かう人や、
今と未来を少しでも明るくしようとする人が
身の周りで大勢頑張っておられるから、
「人間がいなくなったらいい」
なんて決して思わない。

「人間がいなくなったら地球は平和」
なーーーんて思ってた頃は、
まわりの人のことも否定してたし、
自分が生きていることも
肯定できていなかった時だと思う。

若い頃って、潔癖だもんね。
そういう時期も必要なんだけど、
中年になると、
いろんな意味でふてぶてしくなった。

見えない「外」に向かって毒を吐くより、
見える範囲、心の配れる範囲、手の届く範囲を、
ちょっとだけ自分の思うように整える。

「自分に出来る事があるなら、
それをすればいい」と素直に思えるなぁ。

そもそも、私や誰かが肯定しようが否定しようが、
人は、地球で生きることを許されているんだもの。
ひとつの命を生きている時間を、
ありがたく大切に生きたいな。

なんか「人間」とか「地球」とか、
やたら壮大な言葉が出てきてますが、
目の前の自分の日常を、
意識的に大切に生きていくのが、
死ぬまで続く、人生最大の仕事なのかもしれません


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