『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

10年後の「大人って何?」の答えは平凡だった。

2022年04月21日 | 神戸シュタイナーハウス
ご自身も発達障がいがあり、
しかも発達を支援する側に携わるゆうせんせーから
「大人って何?」
「何が出来たら大人だと思う?」という
問いかけがありました。

神戸シュタイナーハウスの
「中学生のハローワーク」でのことです。

中学生たちが素直に
「18歳以上」「自分で稼いで生活する」
「法律で決まってるから」なんて
自信を持って言うもんだから、
私は「え、ホントにそんな単純なことだと思ってるの??」
と驚きました。

保育園の頃に
「大人と子どもってどう違うん?」
なんて聞いてきたわりに、ふつーの答えでした。
でも、改めて大人であることを問うてみるのは
おもしろかったです。

あなたなら、「大人って何?」
「何が出来たら大人だと思う?」
って聞かれたら、何て答えますか?

大人の参加者からは
「SOSが出せる」
「自分のご機嫌が取れる」なんて
いろんな言葉が出てきました。

常識を問い直す作業をしているうちに、
個人的には逆に
「大人と子供の境界線は曖昧だけど、
ちゃんと大人になっていきたいわ」
と思ったのでした。

たとえば、人には(特に子ども時代には)
年齢や環境に応じた配慮が必要だし、
自分は、その配慮が出来る大人でありたいと思う。
もちろん、手の届く範囲で。

「SOSが出せる」と言う意味では、
1人じゃ何もできないから、
1人で抱え込んで潰れるくらいなら、
部分的に「助けて!」って言いながら、
何かを一緒に実現していくことは素敵なこと。

「自分のご機嫌が取れる」という意味では、
感情の奴隷になっている限りは、
快・不快や好き嫌いに縛られて動く
自動人形みたいなものになっちゃうから。

もちろん、
自分の気持ちを黙らせてガマンする
っていう意味じゃなくてね。

自分の考えと意志で自由に動いていきたいなら、
ワクワクもウンザリも、
何かの合図にしちゃえばいいんだろうな~
って思うから。

とはいえ、
なかなか失敗への不安からは自由になれませんが。
それこそ、不安でコントロールされる自動人形だよね。
ヤバイ。もっと自由になっていきたい。

そんな「大人」の意識を確認した、
神戸シュタイナーハウスの大人クラスでした。
この回もおもしろかった~。

22年2月の「中学生のハローワーク」
開催報告はこちら!

あ、そういえば、保育園の時、
子どもに「大人と子供はどう違うん?」とか
「おかーさんは何のために生まれてきたん?」とか、
「お金って何?」とかって、
いろいろ聞かれて一緒に考えて楽しんでたな~。

あれからもう10年前か~~~。
あの頃考えたこともおもしろかったな~。
ちょっと保育園時代の記事を検索してみました。

10年前の記事、またちくちく見てみてもいいな~。
成長してなくてビックリするかも。


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