『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

びわ防衛係とカラスの知恵比べ、2勝1敗

2020年06月06日 | 手足を使う日々


庭のびわの木、
今年はわずか10個ほどしか実ってません。
そろそろ色づいてきたので、
カラスが狙いをつけ始めました。

実を取られないように袋をかけておこうと、
朝イチ庭に出て、紙袋で枝ごと実をくるみました。

よし!
コレであと3日ほど守り切ったら
おいしいびわが食べられるぞ~(^^)!

朝食後、お皿を洗っていると、
案の定、バサバサっとカラスの羽音。
来た来た!
一所懸命、紙袋を引っぱがそうとしています。

やっぱりね。そろそろ来ると思ってたんだ~。
でも、人間の方が一足早かったもんね~だ。
窓に姿を見せると、大きな羽音をさせて去っていきました。
やーいやーい。

でも、にくらしーことに、
隣の屋根の上でずっと見張ってるんだよね、ヤツは。
「用事まだあるんやろ? はよ家の中入ったら?」って。
うーーむ。

お言葉どおり朝の用事を続けるために家に入ったら、
来た来た、ソッコー来た!
来たのはわかってたけど、さっき紙袋に苦戦してたし、
少しは大丈夫だろうと、手早く用を済ませて見に行った。

ら!!
紙袋が破り捨てられて、
実を咥えてバサバサと飛び去っていく所だった。
「あほーあほー」って鳴いて実を落とすほどアホじゃないから、
しっかり咥えたまま無言で。

うおぉ~、やられた! 
カラスとの対戦、1勝1敗。
ちくしょ!

もう1個の実も、地面に落ちていた。
食べない分まで落とさいないでっ!

紙袋が破られるなら、とお菓子のハコを分解して、
ボール紙(って言う?厚手の紙)に枝ごとくるんでみた。
これで取れないでしょーだ!
人間をナメるなっ。

悔しかったから、落とされた実を外から見える窓際に置いてみた。
ここまでは取りに来られないでしょーだ。
ざんね~ん!

さらに家の中で用事をしていたら、
またまた来たよ、3回目!

まったく懲りないヤツだ。
さっきひとつ食べたからいいじゃん。
私だって、まだ一つも食べてないんだぞ!
だんだん知恵比べしてる気になってきた。

そそくさと用事を済ませて見に行くと、
さすがに、ボール紙は取れなかった様子。
よしっ! 2勝1敗。

だんだんね、
「あいつもなかなかヤルな!」っていう気になってきた。
明らかにカラスとコミュニケーションが成立してる。
詩情と尊厳と哀愁のない、
コメディ版「なめとこ山の熊」という感じ。

おもしろいから、実のない枝にも紙袋をかけてみた。
カラスに向けてダミーというか、カムフラージュ。
がんばって紙袋を破って食べようとしたら
「やーい、ハズレだよー!」って。ぷぷっ。

ん? オトナ気ない? 
我ながら「人間としてどうよ」って気もする(^^)。

人には、手もある。道具もある。
カラスは、鋭い嘴しかない。
圧倒的に不利なのに、人と対等に渡り合って、
欲しいものを手に入れる。
なんか、カッコイイじゃん、カラス。

そんなカラスだからこそ、
飛び道具や毒薬などを使わず、
素手で、素朴な道具だけで真剣勝負なのだ!

まぁ、そんなこんなの攻防が続いています。

あと3日ほどして、いい色になったびわが
いくつ食べられるか、楽しみです。
頑張れ紙袋!

そんなアタシを中2の娘は
「おかん、アホちゃうか?」という目で見ております。
だよね~。

でもアンタも8年前、5歳の時、
ナメクジとカラスについて哲学的考察をしてたよ!
そしてその3週間前もナメクジの命乞いのために私に食ってかかってたよ(^^)。
アンタ、今もおもしろいけど、なかなかおもしろい5歳児だったんだね。


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