どうしたら人とスムーズにわかり合えるのか。
誰もが悩み、望むところです。
そんな時に使える強力なツールのひとつが気質。
これまで3回にわたって、気質の話をお届けしました。
相手と自分の気質を知り、
その特徴を踏まえて接すれば、
身にまとう過剰な鎧に邪魔されることなく、
スムーズに中身と中身で付き合える関係になれそうです。
今回は4回目。気質の最終回です。
これまで3回に亘って学んできた気質を、
もっと「使いこなす」ための上級技と、
色に気質を重ねてみて感じたことをお伝えします。
目次
- ▼話を聞かない方がいい時も?
- ▼気質を色で確かめる
▼話を聞かない方がいい時も?
『4つの気質と個性のしくみ』(ヘルムート・エラー著)を
パラパラ読んでいて
「人の言うことを聞かない方がいい時もある」
と書いてあるのに目がとまりました。
人間関係に活かせそうだと思っているのに、
相手の話を聞かないなんて、かなり衝撃です。
どういうことなんでしょう?
一例をあげれば、
胆汁質的(火山的)に感情を爆発させている時には、
落ち着いて聞かれると腹が立つ(←そうなの?ビックリ!)。
その場合はこっちも爆発して勝負する
(←粘液質の強い私には想像できない)か、
いったん避難した方がいい場合もアリ。
他にも、憂鬱質的(岩戸の中に閉じこもっちゃいそうな)に、
根拠もなく鬱々としている時には、
もっと大変な人の話をして
「自分はまだマシかも」と思えたらと相手も楽になるよ、
などなど。
気持ちのバランスを崩して自分を見失っている時には、
本来の自分に戻らせてくれる方がありがたい、
ということのようです。
粘液質(変化しない穏やかな水っぽい)の人は気持ちが安定しているけど、
必要に応じて怒りや嘆きを表現できる方がいいし、
したいことがある時には、
それを進められる方がいいに決まっている。
多血質(風みたいにあちこち飛んでいく)の人に
楽しみが多いのは素晴らしいけど、
実は好きなことを見つけて集中したいのかもしれない。
それぞれの気質に、そういうことが言えるので、
気質の理解から、そんなアプローチもできる
ということのようです。
が、生兵法では大けがしそうな気も…。
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