高校の子どもの国語の教科が
自分たちの時代と変わってて驚いたけど、
社会もなかなか。
私の時代は
「日本史」「世界史」「地理」「倫理」で、
今は「歴史総合」「地理総合」「公共」。
「倫理」ってないんだ?
でも「歴史総合」は、
近現代史が分厚くなったらしい。うん。
「公共 」は、中学校の「公民」の続きかな。
社会のしくみを学ぶのに、
私も「公共」で勉強しよかしら。
よく考えたら、この人たち
18歳で成人だから、
あと2年で高校生のまま「大人」になるんだよね。
部活の先輩に「大人」がいるんだ!!
大人になっても、やっぱり、
髪の色がどうとか、自転車通学は何キロ以上とか、
あれこれ細かい決まりを守るんかな?
自分で状況を見て考えて決める練習をしないまま
大人になるのは不安だろうな。
すべての校則を守ったまま、
社会に出る前に、契約の失敗で破綻する、
とかもあり得る。こわっ。
免許やオシャレが禁止されてるのは、
相手が子どもだと思ってるからなのに、
なんだかな~。
きわどいシーンや暴力的な映画も目にせず、
バイトも禁止で社会経験ゼロ。
正論が支配する学校しか知らない状態で、
18歳を超えた瞬間に、
自分を将来的に縛る契約も借金も、
社会的に有効な形で成立してしまうという…。
う~ん、
世界有数の安全な環境で育ってきた人が、
ダークな世界や人の見分け方や、
そこから身を守る方法って、
自然に身に付いてるものなのかな?
私は…最終的に人を信頼したかったので、
社会に出てあちこちケガしながら学びました…。
あんな思いは、子どもにはして欲しくないな。
自明性を揺るがせるどころか、自己を拗らせた感さえします。