『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

受け入れること、役立つこと 73/100

2021年10月21日 | 考える日々
「人の話を聞く」ということについて、
これまで取材などの仕事でやってきたこと、
傾聴でちょっとだけ学んだこと、
ファシリテーター講座で学んだことには、
ひとつの共通項がありました。

それは、
「相手を受け入れる」っていうこと。

「相手を受け入れる」って言われたら、
自分と意見が違う時に自分を曲げて嘘つくの?
って思うかもしれないけど、そうではなくて。

いったん、自分の意見を棚に上げておくだけ。
相手に同意するわけでもなくて、
ただ「へぇ~、そう思うんや~?」って
相手の思いを受け入れる、ってことです。

話している相手が、たとえ
「あいつムカツクから殺したい」
なんて過激なことを言った場合。

自分の意見としては、
「そんなことしたら犯罪やろ」とか、
「全員がアンタのこと好きじゃなくてもいいやん」とか、
「イヤなヤツは無視しとけ」とか、
「あの人もいいとこあるし」とか、いろいろある。

だけど、あえて、相手の話を聞きたい時は、
「うわ、そんな風に思ってるんや!
何かあったん?なんでそう思ってるん?」
って、真面目に聞き返せたらいいな、と思う。

聞き返したら、相手もその理由を言葉にしてくれる。
表面的なところから一歩先まで、
本当の理由を探しに行ってくれます。

あとは、あせらず急かさず、
余計なことを言わずに
言葉を探して来てくれるのを、
ゆっくり待ちましょう。

それだけで、
大切なことを話し合えることがあります。

これ、相手がいなくても、
自分の中でやってみるのもいいね。

昨日「ゲーテの対象的思考」ってやってたんだけど、
それも一緒だ。

自分の思いや先入観をいったん黙らせて、
相手をよく見る。
相手に寄り添ってみる。

それによって、対象から教えてもらえる。
少しづつ対象の本質に近づいていける。
ホントに難しいんだけどね。
それでも、力技で練習してみる価値はある。

失敗例としては、今日の昼間、
野菜から根っこが出てることに感動していた人に、
「あ~、それ私も知っているけど、そのままだと…」
って、反射的に自分の経験からの知識を押し付けた。

おかげで、その人の話をゆっくり聞けなかった。
根っからゴメン!!

そう思うと、知識や情報のやりとり、~たとえば
どこのお店が安いとか、おいしいとか、
ココに載ってたよとか、あの人が詳しいよとか~、
は、相手に役立つことであって、
相手を知って受け入れることは、全然別のことだね。

▼本日のフォルメン 73/100
写真の他にもいろんなパターンを試したんだけど、
「端っこの点で方向転換する」という法則で、
昨日は2列、今日は3列。幅もいろいろ変えてみる。
幅の点が、偶数と奇数で、
何本で描けるかが変わるみたい。

※「何コレ?おもしろそー」という方は、
コチラをどうぞ。
私にとっては、
心を整えるヨガであり、瞑想の時間です。


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