ドラマでも小説でも歌でも、
親子愛情物語は、もはや自動的に泣ける。
ドラマでそんなシーンがあると、
私の安っぽい涙を見て、子どもが、
「え?? どこに泣ける要素が?」って笑ってる。
自分が受けてきた愛情は、
年齢を重ねるにつれて、
複利計算ですっごい増えている。
きっと、逆もまたしかり、なんだろうな。
どんな環境で育ててもらうにしろ、
世に送り出してもらうまでの期間って、
たった18年やそこら。
だけど、一生モノ。
私は、もらった分を次に送るどころか、
いまだにもらってばっかりだ。
いつまで経っても、返せるとは思えない。
もはや、返すタイミングを失ったものも多々。
数え出したら、きりがない。
返しそびれたものは、
今さらどうやって返したらいいのかな。
返せない分、どこか次に送っていくことで、
帳尻が合うと思いたい。
…どうかな。わかんないけど。
あ、それより、
まっとうな大人になって、
まともな老人になっていくこと、かな?
それが、注がれた愛情の目的だから。
ん? 愛情に目的なんかないか。
でも、私らしく幸せに生きて行くことは、
間違いなく、望んでくれた。
ならば、
もっともっと自分になっていこう。
そして、もっともっと幸せになっていこう。
手の届く範囲で、周りの人と一緒に。
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