自我は育て、エゴは捨てる。自我とエゴの違い

昨日、
自分が所属する人間関係
～夫婦でもサークルでも職場でも友人関係でも～を育てるには、
自我を大切に育て、エゴは捨てる事が必要だ、
てな事を考えていました。

ふと、「自我とエゴの違いって何だべさ？」
と考えてみました。

「エゴ」は…、う～んと…有利に生きるための損得の段階。
「自我」はたぶん、エゴより一段も二段も上の、
精神的な豊かさに影響された自分。

宝くじに当たりたいのはエゴ、
誰かが引き受けて進むなら、大変そうだけど自分が引き受けるのは自我。

自分の言うことを否定されたくないのはエゴ、
新しい意見に耳を傾けて、自分の考えが変わるのを喜ぶのは自我。

1円でも安く買いたいのはエゴ、
できる範囲で、応援するものにお金を払うのは自我。

忙しいから困っている人を見ないふりをするのはエゴ、
相手に気持ちを寄せて声をかけてみるのは自我。

…そんな感じかなぁ。

自我を育てていけば、平和になっていく。
エゴを捨てられたら、自由になっていく。
自我をだんだん育て、エゴはだんだん卒業していく。

「そんな神様や仏様みたいなことできるか～！」
という気もしますが、
死んだら私たちも全員あっちの世界に行くわけですから。
私たちだって、長い目で見たら、おこがましくも神仏予備軍です(^^)。
ずっとは無理でも、ちょっとなら出来なくはない。

時が来たとき、素直にあっちに行くために、
中年すぎたら自我…というか、名前はわかんないけど、
自分の真ん中の精神的な高いところを育てていくことって、
結構役立つ気がします。心構えの準備運動として。

だって、あっちに連れていけるのは
この世の地位や持ち物じゃなくて、
私の私たるところ、自我的なところ、だから。

…あ～あ。
そういうことばっかり考えているから、
この世を生きるのが下手なんだろうなぁ。

私の場合、
精神的な充実を、現実逃避の言い訳にしちゃいけない、
って確認してないと、
ヤバいところに飛んで行っちゃいそうですが。

せっかく生きてるんだから、
四苦八苦しながらも、八面六臂の大活躍をして、
七転び八起きして、十重二十重に迫りくる困難を乗り越え、
生きるべし！

なーんて勇ましく言ってみたけど、
ホントは「一苦」でガガ～ンとくじけて
３年ほどひきずるんだけどね～。

その都度、ヨシヨシしてくださる方たちに
迷惑かけつつ復活してきたから、
自分も気が付いた時はヨシヨシさせてもらいたいのでした。
…どう考えても、うまくできないし、
ヨシヨシしてもらう方が圧倒的に多いんだけど。

「弱さを知ってるってのも、味わいよね」、
と思うようにしています。
盗人は猛々しく、中年はふてぶてしいのだ（^^）。