◆◆8/6&8/7記事◆◆
◆8月6日 ヨルダン川西岸で少なくとも8人死亡、イスラエル軍が攻撃(ロイター)
軍はヨルダン川西岸で2回の空爆を実施、ジェニンでは2台の車両空爆で4人が死亡。トゥバス近郊で起きた衝突で4人が死亡した。
◆8月6日 米・イスラエル、対イラン防衛協議 報復警戒で緊密連携
米中央軍のクリラ司令官は5日、イスラエルを訪れ、ガラント国防相らと会談し、米国によるイスラエル防衛で緊密な連携を確認し、迎撃態勢について調整した。
◆8月7日 ハマス最高幹部の後任にシンワル氏 イスラエルへの越境攻撃を計画(朝日新聞デジタル)
イスラエル・カッツ外相は6日、ヤヒヤ・シンワル氏について「彼を速やかに排除し、この悪質な組織を地球上から消し去る」とハマス壊滅の継続を表明した。シンワル氏は1962年、ガザ南部ハンユニスの難民キャンプに生まれ、大学在学中に反イスラエル運動に関わり、卒業後、ハマス軍事部門の設立にかかわる。軍に逮捕され20年以上服役。2017年からガザの最高指導者に。米政府から「特別指定国際テロリスト」に指定され、今年5月に奇襲を指示したと、国際刑事裁判所(ICC)の検察局がシンワル氏の逮捕状を請求しているシンワル氏が停戦交渉を担うことで、交渉が進まなくなるとの見方もある。イスラム協力機構(OIC)は7日午後、外相級の緊急会合をサウジアラビアで開く。イランが開催を要請。参加国から報復への理解と支持を得て攻撃に踏み切りたいとみられる。ブリンケン米国務長官は、停戦はシンワル氏の決断にかかっている、「まもなくゴールに達する」と呼びかけた。
◆8月7日 イラン、報復計画を再考か 対イスラエル攻撃で米紙(時事通信)
イランと国交がない米国は、スイス政府などを介して、報復のリスクが極めて高いとのメッセージを伝達。ロシアのプーチン大統領も、イランを5日に訪れたショイグ安全保障会議書記(前国防相)を通じ、ハメネイ師にイスラエル攻撃で自制を要請した。
◆8月7日 超正統派のユダヤ教徒が抗議 テルアビブの徴兵基地前で(AP通信)
国民皆兵制で、超正統派のユダヤ教徒の学生は、1948年の建国時から兵役を免除、イスラエル最高裁判所は6月25日、徴兵するよう政府に命じた。テルアビブ郊外の徴兵基地で8月6日、徴兵反対派のユダヤ教徒が警備の騎馬警官と衝突。基地内に乱入。
◆ひかるの呟き◆
8・6ヒロシマに白杖をついてヨタヨタと出かけた。広島市内で最大の被差別部落・福島町での追悼の集いに参加した。
被爆二世の「平和とは何ですか」という問いかけに、ガザでミサイルから逃げ回っている、マッスーシとムハンマドの言葉を思い出した。殺されたくない、死にたくない。明日の朝、生きて目が覚めるだろうか。こんな思いをしないことが平和なのだ。在日朝鮮人の問いかけもあった。
被爆者は被害者であり、加害者でもあった。日本の侵略の結果が被曝だ。なぜ侵略を止めれなかったのか。なぜ戦争を止められなかったのか。人間をかえせ、と叫んだ被爆者は被曝の悲惨さを訴えるだけではなく、侵略戦争にどう自分が向き合ったのかを突きつけられた。
被害者のみならず加害者として被曝をとらえかえした。この叫びは、今のイスラエルへの問いかけでもある。自分の息子が兵士で、昨年の10月7日に殺された一人のイスラエルの母親が、息子を殺されてはじめて息子を、家族を失うことがどんなことなのかが分かったという。その痛みがわかったから、パレスチナ人を恨まない。パレスチナ人と話をしたいと呼び掛けている。戦争を止める道はここにある。