今、ガザに必要なものは停戦だ。連日のイスラエルの攻撃で犠牲になっているのは戦闘員ではない人たちだ。国連などが、このままの状態が続けば、どんな惨状が襲い掛かるかと警告している。この状態を変えることができるのは停戦以外にない。イスラエルも、米国も、ハマスも、停戦交渉をもてあそんでいる。一日も早い停戦を実現するために、声を上げたい。
◆6月23日 イスラエル軍がガザ北部を攻撃、42人死亡=ハマス当局(ロイター)
◆6月23日 イスラエル、ガザ停戦で悲観論 (時事通信) 米国は5月末、人質解放と「永続的停戦」の3段階案を公表。ハマスは修正回答、イスラエルが「拒否に等しい」と反発。
◆6月24日 イスラエル軍、ガザの支援物資配給所を空爆 8人死亡(ロイター) UNRWAは「開戦以降、190近い建物が攻撃を受け、スタッフ193人が死亡。
◆6月24日 ヨルダン川西岸で、イ軍が、負傷したパレスチナ人を軍用車両のボンネットに縛りつけて走行(朝日新聞デジタル)
◆6月24日 ハマスとの激しい戦闘は近く終了とイスラエル首相、戦争は継続へ(ロイター) ネタニヤフ首相は23日、ガザでの激しい戦闘は終わりに近づいているが、ハマスがガザを支配しなくなるまで戦争は終わらないとした。
◆6月25日 停戦交渉はイスラエル側が提案を拒否している。(NHK)
◆6月25日 軍は24日もガザ地区での攻撃、過去24時間に28人が死亡、死者は3万7626人。ネタニヤフは23日、「一時的な停戦合意には応じるが、ハマス壊滅のため戦争を継続する」。(NHK)
◆6月25日 ラファのハマス「解体近い」イスラエル軍トップ発言 ハマス側は反発(朝日新聞デジタル)
◆6月25日 イ軍、ガザ市空爆 少なくとも24人死亡(ロイター) 25日未明、ガザ市内の2つの学校攻撃で14人が死亡。シャティ難民キャンプの家屋1軒が攻撃され、10人が死亡。ラファの西部地区でも未明に激しい戦闘。
◆6月25日 ガザ地区で行方不明の子ども 約2万1000人か (ロイター)「セーブ・ザ・チルドレン」は、1万7000人の子どもたちが保護者と離ればなれ、およそ4000人ががれきの下に取り残され、集団墓地に埋葬されたり、イ軍に連れ去られたり、その数は把握できていない。
◆6月26日 イ軍、ガザ北部と南部を攻撃 ラファで激しい戦闘(ロイター) 26日、ラファで夜通し激しい戦闘。ラファ西部のテル・アル・スルタン地区で戦闘が激化。2人が死亡。北部のベイトラヒヤで空爆、4人が死亡。 ガザ北部では深刻な食料不足、数千人の子どもが栄養失調状態、10月7以降少なくとも30人が死亡した。
◆6月26日 ガザの人道支援活動、職員へのリスク耐え難いほどに 国連が懸念(ロイター) 国連のドゥジャリク事務総長報道官「ガザでは人道支援活動が標的にされてきた」
◆6月27日 ガザの食料危機、9月までに「約50万人が飢餓に」 国連機関が予測(朝日新聞デジタル) 状況が改善しなければ、9月までに49万5千人が5段階で最も深刻な「フェーズ5(飢餓/壊滅的な状況)」、74万5千人が2番目に深刻な飢餓の一歩手前とされる「フェーズ4(緊急)」になる。
◆6月28日 イスラエル、病気やけがの子ら68人をガザからエジプトなどに移送(朝日新聞デジタル) まだ1万人以上の患者がガザの外での治療を必要としている
◆6月29日 ガザの交渉で米国が新提案 (朝日新聞デジタル)軍は29日、ガザ北部や中南部で作戦を展開。停戦交渉が停滞するなか、28日、米国が新たな文言を提案。イスラエルはガザの「非軍事化」、ハマスは釈放される人数と特定に限定。具体的内容は明らかでないが、米政府は両者の溝を埋めるために文言を修正したという。