ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

パレスチナでは年間2000人の子どもたちがイスラエル軍によって投獄されている」

◆◆11/6記事◆◆

 

◆11/6(水) ガザ北部ベイトラヒヤの民家空爆、母子が死亡 イスラエルは戦闘員殺害と発表(共同通信) 
 ガザ側死者は4万3391人。

◆11/6(水) イスラエル軍の襲撃相次ぐ、ヨルダン川西岸で8人死亡(CNN) 
 ヨルダン川西岸で4日から5日、軍の空爆や襲撃が相次ぎ、8人が死亡。トゥバス近郊のタムーンでは2人が死亡、1人の遺体を軍がブルドーザーで現場から撤去した。ジェニン近郊のシュハダでは、空爆で2人が死亡。カバティア市では4人が死亡。
2人は軍に銃撃され、2人は車が軍の車両に突っ込まれ、発砲されて死亡した。軍や入植者によってヨルダン川西岸とエルサレムで775人が殺害された。うち167人は子ども。入植者の攻撃が計約1600件。4日、入植者がアルビレ市の集合住宅前で複数の車両を破壊して放火した。

◆11/6(水) イスラエル首相、ガラント国防相を解任 ガザ紛争巡る政権と軍の間の分裂を反映(ロイター) 
 ネタニヤフ首相は、ガラント氏の間に軍事作戦で隔たりがあり、対立は周知の事実で、敵も利用している。街頭では市民による抗議デモが起きた。昨年ガザ攻撃が始まる前、ガラント氏解任を試みたが、数十万人のデモ隊の反発にあい、決定を撤回していた。元海軍特殊部隊員から軍最高幹部に上り詰めた。開戦直後、ガラント氏はガザが支払う代償について「数世代にわたって現実を変えることになる」と警告。この戦争は「人間の皮をまとった獣」との戦いだと述べた。ガラント氏が戦争には明確な方向性が欠けていると指摘する一方、ネタニヤフ首相はガザの統治組織および軍事力としてのハマスが壊滅するまで戦闘は終結しないと改めて強調した。ガラント氏の後任としてカッツ外相が国防相に就任する。

◆11/6(水)  パレスチナの子どもは「1日に2人」逮捕・収監されている「イスラエル兵がパレスチナ人を笑いながら殴っている風景を見た」(集英社オンライン) 
 映画『TWO KIDS A DAY』 イスラエル人の映画監督デヴィッド氏と映画プロデューサーのパレスチナ人、モハマド氏。 

軍に抗議の投石をしたヨルダン川西岸に住む子どもたちが年間700人、「1日に2人」逮捕・収監されている。ガザ地域も入れると年間2000人の子どもたちが投獄されている。 テルアビブにある軍事裁判所で、手足を拘束されて、弁護士もなしに7時間から10時間の尋問を受けた4人の少年たちを何年もかけて探しだし、説得し、インタビューをした。ひとりは1年、2人は2年半、あと1人は4年も収監されていた。同世代の何十人もの子どもたちが投石をしてイスラエル兵に射殺されている。私たちには投石をするぐらいしか抵抗の手段がなかった。

映画が完成した2023年の1月、イスラエルの文化大臣がこの映画を激しく非難し、資金援助を取り消すと言い出し、映画に反対するデモが起こるが、逆にこの映画を見たい、という人たちも多く現れた。イスラエル国内各地てこの映画を上映。このような事実を知らず、ショックを受けた人たちも多く、その事実を認めようとしない人たちもいた。

分断の中に小さな裂け目を作って、反対側にも人がいることを見れるようにするのが私の仕事なのだ。今ではそんな機会も失われた。IDF(イスラエル国防軍)はイスラエル社会では神聖な存在で、人々は兵や軍を尊敬し、このようなことをしていること、それ自体が理解できない。 
イスラエルの人々はパレスチナの人々のことをほとんど知らず、パレスチナ人に出会う機会もなく、自分たちを攻撃する悪者である、悪魔であると思い込んでいる。彼らが同じ人間だと考えてみたことがない。

パレスチナの人たちにとっても、イスラエル人の多くは軍人や警察、自分たちの住まいや生活を奪う人たちであって、それ以外のイスラエル人と出会う機会などない。壁の中に閉じ込められ、抑圧されてきた。

そのような環境でおとなになった子どもたちにとって、イスラエルがどのようなものなのか。私自身、子どものころに、イスラエル兵がパレスチナ人たちを、笑いながら、楽しむために殴っている風景を見た。2001年以降、イスラエルはガザ地区に何度も攻撃を行っている。そのころに生まれて戦火の中で育った子どもたちは今20代半ばになり、ハマスなどの戦闘組織に参加している。そのことを肯定しないが、事実だ。

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