本日は久しぶりの書評です。
今回のチョイスは
いきいきと生きよ ~ ゲーテに学ぶ 手塚富雄 著
東大教授であり、文学博士である手塚氏が、数多くのゲーテの名言を紹介、解説しながら
彼なりの論点でコメントを加えていくという内容である。
そもそもみなさんゲーテってどんな人か知ってますか・・・?
僕は全く知りませんでした。
簡単に紹介しますと、18~19世紀にかけて活躍したドイツの文豪。
その活躍は文壇のみならず、哲学、劇作家、自然科学と多岐にわたり、数えきれないほどの作品を残す。
また政治の世界でも活躍、ワイマール公国の政務長官まで務めた。
その一方実に恋多き人であり、人生において多くの女性と恋に落ちる。
なんと、80歳近いときにも17歳の少女に熱烈な恋をしたという記録が残っている。(スゴイ・・・)
まぁ、なんとも人生をエネルギッシュに駆け抜けた人なのであります。
これからも何となく分かるように、彼の生き方はポジティブそのもの・・・。
彼の残した言葉も「いきいきと、ポジティブに行きましょうよ」という前向きなものが多い。
そんな観点からすると、同時期に生きたニーチェとは【180度違う】といえるかもしれない。
そんなゲーテの珠玉の言葉の数々を少しご紹介・・・。
・「心が開いている時だけこの世は美しい。」
~きっとゲーテは全体としてこの世を美しく見た人に違いない。
世界を斜めに見る必要なんてないのだろう。
結局すべては自分の心のとらえ方次第なのである。
・「昼の間は、働きなさい。」
・「困難な務めを日々に課すこと、ほかには何の掲示もいらぬ。」
~勤勉に生きた人である。働くことの大切さを説く言葉がとても多い。
しかもゲーテはがむしゃらに仕事をする人ではなかった。
計画を立て、その結果に対して整理整頓を怠らなかった。
うーむ、学ぶべし。
・「活動だけが恐怖と心配を追い払う。」
・「時を短くするものは何か、活動。時を耐えがたくするものは何か、安逸。」
・「昼のいそしみ、楽しい憩い日、これを今後の呪文とせよ。」
~人間にとってナーンにもしない暇な時間というのは、本来苦痛なものなのである。
一生懸命働いた上での休息、これにこそ価値がある。
・「阿呆、燃えてしまったのなら消せ。燃えてしまったのならまた建てろ。」
~ゲーテの楽天主義、と現実性がよく出てます。
・「誰でもほかの人々の好意を喜びとする場合にだけ、
本当の意味でいきいきとしている。」
~人の好意が注がれていると感じた時が、いっとううれしい。
そうですよね、人の好意を感じるとホント嬉しいものです。
・「人間は努力する限り迷うものである。」
~こんな言葉は凡人の私にはホッとする言葉です。
そうです、アクションを起したり、努力して初めて迷うのですね。
・「行動する人にとっては、正しいことを行うのが重要な問題である。
正しいことが起こるかどうかについて、心を煩わすべきではない。」
・「人間のことは考えるな、事柄を考えよ。」
~憂い多き世の中ですが、「周囲に心を煩わすな!」ということですね。
せめて自分だけでも正しく生きよ、ということです。
うーむ、深い!
まだまだありますが、これが極め付け・・・。
・「生きている間は、いきいきとしていなさい。」
いやはや、スゴイ人です。
実はこの本40年以上も前に出版された本で、長年にわたって読み続けられている名著です。
しかし全く古さは感じられません。
内容がギューッと詰まっていて、文庫本なのに【ズシッと】感じられる深いイイ本ですよ。
おススメです。
今回のチョイスは
いきいきと生きよ ~ ゲーテに学ぶ 手塚富雄 著
東大教授であり、文学博士である手塚氏が、数多くのゲーテの名言を紹介、解説しながら
彼なりの論点でコメントを加えていくという内容である。
そもそもみなさんゲーテってどんな人か知ってますか・・・?
僕は全く知りませんでした。
簡単に紹介しますと、18~19世紀にかけて活躍したドイツの文豪。
その活躍は文壇のみならず、哲学、劇作家、自然科学と多岐にわたり、数えきれないほどの作品を残す。
また政治の世界でも活躍、ワイマール公国の政務長官まで務めた。
その一方実に恋多き人であり、人生において多くの女性と恋に落ちる。
なんと、80歳近いときにも17歳の少女に熱烈な恋をしたという記録が残っている。(スゴイ・・・)
まぁ、なんとも人生をエネルギッシュに駆け抜けた人なのであります。
これからも何となく分かるように、彼の生き方はポジティブそのもの・・・。
彼の残した言葉も「いきいきと、ポジティブに行きましょうよ」という前向きなものが多い。
そんな観点からすると、同時期に生きたニーチェとは【180度違う】といえるかもしれない。
そんなゲーテの珠玉の言葉の数々を少しご紹介・・・。
・「心が開いている時だけこの世は美しい。」
~きっとゲーテは全体としてこの世を美しく見た人に違いない。
世界を斜めに見る必要なんてないのだろう。
結局すべては自分の心のとらえ方次第なのである。
・「昼の間は、働きなさい。」
・「困難な務めを日々に課すこと、ほかには何の掲示もいらぬ。」
~勤勉に生きた人である。働くことの大切さを説く言葉がとても多い。
しかもゲーテはがむしゃらに仕事をする人ではなかった。
計画を立て、その結果に対して整理整頓を怠らなかった。
うーむ、学ぶべし。
・「活動だけが恐怖と心配を追い払う。」
・「時を短くするものは何か、活動。時を耐えがたくするものは何か、安逸。」
・「昼のいそしみ、楽しい憩い日、これを今後の呪文とせよ。」
~人間にとってナーンにもしない暇な時間というのは、本来苦痛なものなのである。
一生懸命働いた上での休息、これにこそ価値がある。
・「阿呆、燃えてしまったのなら消せ。燃えてしまったのならまた建てろ。」
~ゲーテの楽天主義、と現実性がよく出てます。
・「誰でもほかの人々の好意を喜びとする場合にだけ、
本当の意味でいきいきとしている。」
~人の好意が注がれていると感じた時が、いっとううれしい。
そうですよね、人の好意を感じるとホント嬉しいものです。
・「人間は努力する限り迷うものである。」
~こんな言葉は凡人の私にはホッとする言葉です。
そうです、アクションを起したり、努力して初めて迷うのですね。
・「行動する人にとっては、正しいことを行うのが重要な問題である。
正しいことが起こるかどうかについて、心を煩わすべきではない。」
・「人間のことは考えるな、事柄を考えよ。」
~憂い多き世の中ですが、「周囲に心を煩わすな!」ということですね。
せめて自分だけでも正しく生きよ、ということです。
うーむ、深い!
まだまだありますが、これが極め付け・・・。
・「生きている間は、いきいきとしていなさい。」
いやはや、スゴイ人です。
実はこの本40年以上も前に出版された本で、長年にわたって読み続けられている名著です。
しかし全く古さは感じられません。
内容がギューッと詰まっていて、文庫本なのに【ズシッと】感じられる深いイイ本ですよ。
おススメです。