うちの芝生が一番青い

Tokyoに暮らす、ごくごく平凡で標準的な【ナイスサーティーズ】の奮闘記。

書評 ~ 「よい印象」の言葉力

2010年09月22日 | 書評
日曜日、初めて区立図書館へ行ってきました。

福島に居たころの新しい市立図書館が巨大でしたので、それから比べると
かなり小さいのですが、とにかく利用者が多い!

以前住んでいた渋谷区の図書館と比べても、図書館の活気みたいなものが
こちらのほうがあるなぁ、そう感じました。

蔵書数はそれほど多くないのですが、区内の7か所の図書館と連動して
蔵書を補い合うという仕組みのようですので、読む本には困らなさそうです。


今回、とりあえず3冊ほど借りてまいりました。
今週の書評はそのうちの一つ。






「よい印象」の言葉力    宮本隆治 著


元NHKのアナウンサーで、「紅白歌合戦」 や 「のど自慢」の司会で有名な宮本氏が
相手に良い印象を持ってもらうための、話し方、態度についてレクチャーするという内容である。

仕事でもプライベートでも【同じメッセージ】を伝えるのに、その方法で随分印象が違ってくる。
そのノウハウや気持ち次第で、相手の受け取る印象が大きく変わってくる。

(そう、古い友達には「昔の君は・・・、ねぇ・・・」と今でも言われてしまう私なのです。)

特に私が所属する「住宅業界」はとにかく、接客が命の業界である。

一生に一度か二度の大きな買いもの。
それをどれだけ満足していただくか否か・・・。
これは担当の接客をはじめとするコミュニケーションの力によるところが大きいと思う。

なぜなら、ワタクシ過去にこのことで「たくさん失敗」しているからであります。
その都度、お客様から貴重なことを学ばせていただく・・のですが
この年になると、いい加減【そんな子供みたいなこと】言ってる場合じゃありません。


本書では沢山の方法や、トレーニング方法を紹介しています。

たとえば・・

・落語の世界に学ぶ「間の取り方」

・文章をまとめて、要点を上手に伝える方法。

・話すこと以外の、身振りや表情の大切さ。  などなど・・・


しかし、すべてに共通するのが
「思いやり」という、とてもシンプルで、そしてとても大切なことなのでした。

すなわち「相手がこのような事を言われたら、どんな気持ちになるだろう・・・。」

相手の立場に立って、イマジネーションを働かせてコミュニケーションをとる。
これがすべての大原則になるのですね。

凄くシンプルな事ですが、社会生活において「最も大切にしなくてはならない」ことなのだなぁ・・・と
改めて強く考えさせられる内容でした。

できるところから早速実践してみます。


以上、今秋の書評でした。