福島県に戸建住宅の受注シェアを、急激に伸ばしている工務店がある。
そこの会社コンセプトはずばり 「女性が考えた女性のための家」
ライフプランナーなる女性の担当が、女性の目線に立って家を設計します、というものだ。
TVCMや新聞の折り込みチラシが結構な頻度で入る。
実際、家を設計するにあたって「女性の目線で考える」
ということは、とても大切なことだ。
また、前の職場でも、女性の設計、インテリアの担当は
「うむむ、やるな」と唸らされるような、細かい気配りをしていた。
だから「女性がつくる」というコンセプトは、なかなか新しくていいなと思う。
とくに地方では、住宅は似たような伝統的なプランが多く
大工さん任せで、「おらよっつ、出来上がり」といった感じのものが多い。
でも「女性のための家」ってのはどうかな・・・。
これまで 「家族のための家」 をたくさん設計してきて
家というのは 「家族」 のものだと信じている 「オトコ」 はそう思うのだ。
家というのは「家族」が何十年も「笑い」「喜び」「悲しみ」「ケンカもし」
「楽しい食卓を囲み」「お互いの成長や絆を確認しあう大切な場所」ではないだろうか。
だからこの会社のキャッチコピーには、なぜか「反発」を感じてしまう。
実際、チラシを見ていても、大手設備メーカーのキッチンセットやユニットバスなどが
かなりのスペースを占めており、
大切な「実例プラン」や「コンセプト紹介」のようなものは、あまり見られない。
でも実際に住宅を作る際、奥様をはじめとする「女性」の期待は凄く大きい。
だからこそ、このキャッチコピーを掲げる以上、
本当に「女性」が納得するようなものをつくってほしいな、とも思うのである。
最後に私が敬愛する建築家、故吉村順三氏の名言を・・・
建築家として、最も嬉しいときは、建築ができ、そこへ人が入って
そこでいい生活が行われているのを見るときである。
日暮れ時、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、
一家の楽しそうな生活が感ぜられるとしたら、
それが建築家にとっては、最も嬉しいときなのではあるまいか・・・。
そう、これが僕の家づくりの「理想のイメージ」です・・・。
そこの会社コンセプトはずばり 「女性が考えた女性のための家」
ライフプランナーなる女性の担当が、女性の目線に立って家を設計します、というものだ。
TVCMや新聞の折り込みチラシが結構な頻度で入る。
実際、家を設計するにあたって「女性の目線で考える」
ということは、とても大切なことだ。
また、前の職場でも、女性の設計、インテリアの担当は
「うむむ、やるな」と唸らされるような、細かい気配りをしていた。
だから「女性がつくる」というコンセプトは、なかなか新しくていいなと思う。
とくに地方では、住宅は似たような伝統的なプランが多く
大工さん任せで、「おらよっつ、出来上がり」といった感じのものが多い。
でも「女性のための家」ってのはどうかな・・・。
これまで 「家族のための家」 をたくさん設計してきて
家というのは 「家族」 のものだと信じている 「オトコ」 はそう思うのだ。
家というのは「家族」が何十年も「笑い」「喜び」「悲しみ」「ケンカもし」
「楽しい食卓を囲み」「お互いの成長や絆を確認しあう大切な場所」ではないだろうか。
だからこの会社のキャッチコピーには、なぜか「反発」を感じてしまう。
実際、チラシを見ていても、大手設備メーカーのキッチンセットやユニットバスなどが
かなりのスペースを占めており、
大切な「実例プラン」や「コンセプト紹介」のようなものは、あまり見られない。
でも実際に住宅を作る際、奥様をはじめとする「女性」の期待は凄く大きい。
だからこそ、このキャッチコピーを掲げる以上、
本当に「女性」が納得するようなものをつくってほしいな、とも思うのである。
最後に私が敬愛する建築家、故吉村順三氏の名言を・・・
建築家として、最も嬉しいときは、建築ができ、そこへ人が入って
そこでいい生活が行われているのを見るときである。
日暮れ時、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、
一家の楽しそうな生活が感ぜられるとしたら、
それが建築家にとっては、最も嬉しいときなのではあるまいか・・・。
そう、これが僕の家づくりの「理想のイメージ」です・・・。