東寺は平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えたお寺です。
講堂には大日如来を中心とした密教尊を安置されています。須弥壇中央には大日如来を中心とする五体の如来像(五仏、五智如来)、
向かって右には金剛波羅密多菩薩を中心とする五体の菩薩像(五大菩薩、五菩薩)、
向かって左には不動明王を中心とした五体の明王像(五大明王)が安置されている。
また、須弥壇の東西端にはそれぞれ梵天・帝釈天像、須弥壇の四隅には四天王像が安置されている。
以上、全部で21体の彫像が整然と安置され、羯磨曼荼羅(立体曼荼羅)を構成している。
五重塔は高さ54.8メートルは木造塔としては日本一の高さを誇っている。
中央の枝垂れ桜「不二桜」が有名な京都の桜の名所。
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