あなたを失ってから、私は一人でくるしんだけど、
今は、元気に生きられる。
だって、あいつを殺さなきゃあ。そしてあいつを、つぶさなきゃね。
私は、もうとしよりのくそ婆だけどね、醜い顔をさらして、醜い体をさらして、
きっと、あいつを殺してやるわ。
同じ目にして、狂わせるまで、天国で見ていてほしい。
私は、自殺しない、たぶん殺人犯で、死刑になるまで。
許せないやつが、のうのうと生きている世の中。
そいつの息の根を止めて、私の代わりに苦しんでほしい。
私の復讐は、今始まったばかりだ。
醜いからだが、首一つになろうが、許さない、呪い続けてやる。
あいつが、苦しんで死んでゆくのを見届けたら、私は逝ける。
それまでは、元気に生きて、あいつに復讐をする。
あいつを許さないのは、生きている私の意味だから。
生きているのは、あいつを打ちのめすためだけの意味。
来年からは、さらに健康に気を付けて、醜い体で、
醜態をさらして、はえずってのたうちまわっても、生き抜いてやる。
いつか、復讐が果たされたときに、私は天国に行けるだろう。
汚い、お婆さんは、今日も呪いながら、ここ大阪で生きるのだ。