カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

キッチンバトル

2011年05月17日 | Food

 

遠くインドから、仕事で友人がやって来ました。2週間の滞在予定。

もう何度目かの滞在ですので、この辺りの主要な見所はご案内済み。

ホテル住まいをしていますが、我が家に連れて来ては無理矢理御飯を食べさせる私。

彼は宗教的制約が無く、何だって食べてくれるので楽しいのです。

それにしても、何か思い出に残る経験をさせてあげたいなあ。。。

で、ワタクシ彼に挑戦状を叩き付けました


『ザ・カレー対決 


本場インドの男に日本のカレーで挑みます。

決戦は週末の我が家のキッチン


戦いの相手はこのお方。

この写真は無許可で載せていますが、見てる訳無いので知らん顔

彼はエンジニアで、同じくエンジニアの恋人がいますが、今のところ一人暮らし。

全て自炊で賄っているナイスな男。相手に不足はございません。

私も全世界、知っている限りのカレー料理を作りますので、

スパイスは全て揃っております。

タマネギとニンニク、唐辛子を炒めつつ、トマトを投入。

右側で私が命じられて作っておりますのは、

付け合わせの生アーモンドのオリーブオイル揚げでございます。

コレ、ものすごく美味しいのですよ 

生のアーモンドをオリーブオイルで揚げて塩をふりかけるだけですが、

揚げたてはしっとりしているものの、

時間が経つとカリカリになって香ばしい事この上無し

生のアーモンドが手に入りました際には是非お試しくださいませ。

彼のカレー。(なんちゃって

手羽元を使っておりますが、本当に柔らかく煮上がっております。

そしてトマトの酸味と甘みがたいへん良い仕事をしてますよ~。

こちらが私のマッシュルームとビーフのカレー。

普通ですな。。。。。

それぞれのカレーに合わせてジャスミンライスと日本の白米を両方用意しました。

ジャッジは凛々しいこのお方。

王様におかれましては、匂いを嗅げば全てお見通しだそうで・・・

 

彼の本格インドカレーは彼らしい几帳面さの滲み出た、心に残る味でした。

本当に美味しく頂きました。

優しい彼は、私のビーフカレーの方が良いと、何度もおかわりをしてくれていました。

アリガトね。

 

私はおもてなしには色々な形が有ると思っております。

至れり尽くせりのホスピタリティーは王道ですが、

少し親しい間柄でしたら、キッチンで時間を共有するというのも、

心に残るおもてなしではないかと。

遠く遠く離れたところで、今日もキッチンに立っている友に思いを馳せる私です。