夕べは土砂降りの雨。
王様と二人きりだった私は、いつもと違う小さなゲスト用のベッドルームで眠った。
天井が低くて、ベッドでほぼ一杯の部屋は暖かいし落ち着くから。
その部屋は雨の音がよく聞こえた。
雨の降る季節が限られているこの場所だから、もしかしたらこの冬最後の雨音かな?
王様のフワフワで暖かい体をなでながら耳を澄ませていたら、いつの間にか眠りに落ちた。
雨上がりの雲は海からの強い風に刻々と姿を変えて行く。
そんな空を見ながら考えた。
私ひとりの人生について言えば、何よりも大切なのは自由である事。
それはいままでもこれからもずっと変わらない。
自由って、幸せという言葉と同じで定義は人それぞれだから、コレは私の自由のお話。
私は自分の自由の為ならば、他の全ての事と引き換えにするだろう。
その為に他人を傷つけ自分も傷つきながら生きて来た、勝手極まりない私が居る。
でも私はこれからもそれを貫いて行きていく。
心が自由でなければ私は私でなく、生きている意味が無い。
自分の心が自由である為の絶対条件は他人の自由も自分のそれと同じように認める事。
旅立って行く事も、捨て行く事も、取り残される事も、裏切りも全て認める。
時として心の自由を奪うのは、他と自分とを繋げた時に抱く感情だ。
独占欲、猜疑心、嫉妬心、復讐心、恐怖心、ねたみ、恨み、批判、反発。
全ては他人に対して持つ感情で、つまりそれが心を束縛し支配する。
そんな健康的とは言えない思いを持ちながらでも、
人は人と繋がっていたい生き物なのかもしれないけれど。。。。。
それら全てを捨て去った後に残るのは何物にも捕われない心の自由だが、
代償として強烈な孤独と戦わなければならない事もある。
それでも私は賑やかな不自由より、静か過ぎる自由を選ぶ。
私の親愛なる King of King (王様じゃないよ!) のライフパートナーである彼女の歌声。
独り言だけど、スキニーはこのくらいの迫力で履きたいものだ。
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