もんく [とある南端港街の住人になった人]

Picasaと言うPicassoに似た名前のアルバムソフトを使っている。

それが何時からだったか忘れたけれど写真の中の顔を自動認識するようになっていて、気付いたら勝手に今まで撮ってあった写真の中の人の顔を確認し始めていた。放っておくと何だか分類しようとしているようだった。よくはわからないが、そんなに簡単に顔認識なんてできるものかと思ったので自分の写真の下に出た名前追加欄に自分の名前を記入してみた。

そうしたら2万3000枚の写真から自分の顔を見つけてきては名前のフォルダにポンポンと入れている。これはちょっとどうかなと言う写真にはレ点と×点で補助してやる必要があるが、ほとんどは正確だ。顔が陰になって真っ暗でも横向きでも半分しか見えていなくても認識している。

どうやら優秀そうだ。

面白そうなので幾人かの名前を書いてやるとそれもほぼ正確に認識している。


難しいらしいのが姉妹などの血縁関係で年齢が近い場合のようで、これは割と良く間違えている。人間が見るとはっきり違っているように見えるのに、プログラムにとっては判別し辛いらしい。

なるほど違うように見えてやっぱり血縁だと似ていると言うことなんだなとわかる。


ちなみにどう言うわけか写っていたカーネルサンダースも名前を入れてみたところ、3枚、しかも同じ1枚の写真にあった3つだけしか出てこなかった。風景の片隅にもっとあるかと思ったが、そうでもなかった。


仏像やら壁の落書きの顔も認識してくれる。
ならば、仏像の分類などにも使えるかも知れないなあなどと考える。いった先々で見た仏像や仏画をどんどん写真に写してきて、それにGPSで位置情報を入れてやるとある種の仏教の伝播などが解析できるだろうか?、と、ちょっと思ったりする。誰かやってみないだろうか?



人間に話を戻すと、たくさん撮っている人ほど時間経過による顔の変遷がわかって面白い。太ったりやせたり、歳をとっていく様など、よく会っているとあまり気付かないものだけれども一覧にしてみると.....、ああ、こんなに....と再認識させられる。


その他、意外な人の写真が多かったりすることとか、こんなに写真が残っているのに名前が思い出せないって人もいて、それは自分の問題として申し訳ないと言うか、....だ。

逆に名前も聞かずに1回会っただけの人の顔が、写真の背景無しに(顔のところだけ切り取られて出てくる)出てきても、ああ、あの時のあの人とすぐに思い出せるのは不思議だ。けっこう前なのに最近の人より覚えていたりする。人間の記憶の構造はどうなっているんだろう。

よく知っているのに写真が1枚も無い人もいてそれにもびっくり。人によって無意識に対応の仕方を変えているって事かもしれない。それはそれでまた問題ではある。
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