嫌いなものをわざわざ食べるって人はそう多くないと思う。
でも、それは時々やらないといけない事でもある。なぜなら、前に感じた感覚と今が変わっているかもしれないし、前が間違っていたかもしれない。例えば、ドリアンは臭くて腐って玉ねぎのような味と言う人がいるが、3回食べると感じ方が変わる。あの臭いが臭く感じられず、新鮮な臭いだったと気付く。
例えば、子供の時に絶対食べられなかった納豆は突然食べて美味しいと感じる時が来たりするし、同じ臭いではクサヤとかもある。人間は変化するのだ。
と言うわけで、10年ほどぶりにこれを食べてみる事にした。もしかすると今はとても美味いものだったと感じ、この10年間これを食べなかった事について涙を流して後悔するかもしれない。悔やんで悔やんで悔やみきれないほどの後悔かもしれない。
これが何かと言うと、自分は毛の生えたパンと呼んでいるが、正式にはチキンフロスパンで、普通の丸いパンにチキンの繊維が貼り付けてあるのだ。そしてなんと、中身はこれ。
菓子パンによくあるチーズクリームが入っている。クリームは甘い。
値段は安い。けっこうポピュラーで多くのパン屋さんで売られているからきっと好きな人が多いのだろう。
の
さて、10年ぶりの結果はどうだったか?と言うと、やっぱり美味いとは感じられなかった。どっちかと言うと酷いと感じる。相当に酷い味だ。食べなかった事、ぜーんぜん後悔なし。食べなくて正解だったよ。
(好きな方、ごめんなさい。)
次に食べるのはきっとまた10年後だろう。