【英雄の書】上・下 




「あれ」が獄を破った。戦いが始まる。
邪悪は、何と巧みに人の心に付けいるのだろうか。
宮部みゆきが放つ、戦慄の最新刊。
「ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれて
しまうことでしょう。<英雄>は強大です。比類なき力を擁する完全な物
語でございます」
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラス
メートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から
十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。
「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」
本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。
書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、
回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根
源というべき、おそるべき光景を目にする――
宮部さんの本は裏切らないよなぁ
物語の世界になじむまではちょっと時間がかかったが、慣れてくるとページを閉じたくなかった。
RPGゲームのような展開は宮部world炸裂。物語に隠されて重いテーマに考えさせられことも多い。
予約して首を長くして待ってた甲斐があった1冊。久しぶりに厚手の上下巻もので小説の世界にどっぷり嵌れたGWであった

【さよなら渓谷】

どこまでも不幸になるためだけに、私たちは一緒にいなくちゃいけない……。
きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、どこにでもいそうな若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、 15年前の"ある事件"。長い歳月を経て、"被害者"と"加害者"を結びつけた残酷すぎる真実とは――。『悪人』を超える純度で、人の心に潜む「業」に迫った長編小説。
これは。。。重い、重かった
あまりにも過酷な主人公たちの展開にため息が出るばかり。「ありえないでしょ?」と思いながらも現実が小説の世界を超えている現代。
最近はこんな作風も多いのかなぁ

【東京島】
32 人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、無人島に助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か? いつか脱出できるのか――。欲を剥き出しに生に縋りつく人間たちの極限状態
これは、桐野さんに期待しすぎた私がいけなかったのか?
いつもの彼女の意地が悪いほどの切れ味のよさが無かったような…ただ、ショッキングな内容
話題作といえば話題なんだろうけれど、ちょっと残念な作品かなぁ





「あれ」が獄を破った。戦いが始まる。
邪悪は、何と巧みに人の心に付けいるのだろうか。
宮部みゆきが放つ、戦慄の最新刊。
「ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれて
しまうことでしょう。<英雄>は強大です。比類なき力を擁する完全な物
語でございます」
森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラス
メートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から
十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。
「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」
本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。
書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、
回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根
源というべき、おそるべき光景を目にする――
宮部さんの本は裏切らないよなぁ

物語の世界になじむまではちょっと時間がかかったが、慣れてくるとページを閉じたくなかった。
RPGゲームのような展開は宮部world炸裂。物語に隠されて重いテーマに考えさせられことも多い。
予約して首を長くして待ってた甲斐があった1冊。久しぶりに厚手の上下巻もので小説の世界にどっぷり嵌れたGWであった


【さよなら渓谷】


どこまでも不幸になるためだけに、私たちは一緒にいなくちゃいけない……。
きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、どこにでもいそうな若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、 15年前の"ある事件"。長い歳月を経て、"被害者"と"加害者"を結びつけた残酷すぎる真実とは――。『悪人』を超える純度で、人の心に潜む「業」に迫った長編小説。
これは。。。重い、重かった

あまりにも過酷な主人公たちの展開にため息が出るばかり。「ありえないでしょ?」と思いながらも現実が小説の世界を超えている現代。
最近はこんな作風も多いのかなぁ


【東京島】

32 人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、無人島に助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か? いつか脱出できるのか――。欲を剥き出しに生に縋りつく人間たちの極限状態
これは、桐野さんに期待しすぎた私がいけなかったのか?
いつもの彼女の意地が悪いほどの切れ味のよさが無かったような…ただ、ショッキングな内容

話題作といえば話題なんだろうけれど、ちょっと残念な作品かなぁ