![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/7f/abb00357a3d42c9c3c74ce6e22d91181.jpg)
実は「見られている?」
人間様は“見ているつもり”でいるが、実は“見られている”のじゃないかと気付かせてくれるのが、旭川の『市立・旭山動物園』だ。
円柱水槽では、こんな近くでアザラシが見られます。アザラシは水中では好奇心おうせいで、こんな近くまで来ることもあります。
その最たるものが「アザラシ館」。人間様とアザラシ・・様の位置関係が完全に逆転している。そこではアザラシが人間を見に来る。まさに人間様が“見られている”。「ペンギン館」「北極熊(白熊)館」も然り。「夜の動物園」期間中、日没後すぐに撮ったコユキの写真です。当日は曇っていて、日が沈んだ後このような空になりました。なお、2004年度ポスターはこの写真が元になりました。
その他、一見従来の動物園と変わらないように見える動物舎も、水平の目線だけでなく、地下からや上からの目線などが多様に用意されている。狐や狸なども、穴に潜っているところは従来見られなかった。ところが、ここはトンネルのどん詰まりがガラス張りになっており、そこに木の蓋がしてある。その蓋を人間様が手で開ければ、狸君が見られる仕掛けだ。
ことほど左様に多種多様な視点が設けられている。豹や虎、ライオンなども、高いところに登りたがる習性を利用して、金網製の中二階が張ってあるので、豹の腹を見ることも可能だ。ただし、ウンコとオシッコには気を付けた方がよい。
従来の固定的な動物園観にしがみついている、極めて官僚的な「恩賜○○動物園」は毎月の入場者数でも「旭山動物園」に完璧に抜かれ、随分焦っているらしい。
存外、動物園では、逆に動物たちが‘入場客や職員などの人間様’を眺めているのが実相ではないか・・・どお? 恩賜○○動物園長さん?
2005/06/10
<A HREF=http://pet.tc/blog/bin/index.cgi?id=SB085221>面白ブログが盛りだくさん「BLOG! TOWON」</A>