どんな本でもまず「あとがき」を読むことにしている
タイトルや表紙に魅かれて手にする本は
余計にそこが大事で
それ次第では元あった場所にあっさり置かれてしまう本もあるわけです
その中でも「あとがき」に甚く感動してしまい
読んだ気になっていた
いや、読まなくても満足してしまっていた本がある
たとえば悲しみを通過するとき、
それがどんなにふいうちの悲しみであろうと
その人には、
たぶん、
号泣する準備ができていた。
喪失するためには所有が必要で
すくなくとも確かにここにあったと疑いもなく思える心持ちが必要です。
そして、
それは確かにそこにあったのだと思う
(抜粋)
途中から半ベソで読んでるわけじゃない
泣きそうなのを我慢して読みすすめてるわけでもない
それなのに、最後の一行を読み終えると
ポロポロ涙が頬をつたうんよ