ノルウェイの森

ノルウェイの森でかくれんぼっ

本の「あとがき」

2014-07-03 23:55:00 | weblog


 白いページが現れると読み終えたという安堵感からかホッとする
だからなのか余白は多ければ多いほどよいと思っている
わたしの場合、そこと幸福観が比例するようだ(笑)




若いころ(ココ大事)わたしは三軒茶屋に住んでいて
半蔵門線で九段下まで通勤していた
本が読める状況であればいつでも開いた
通勤の途中で読み終えてしまったことがあって
なんの気なしにページをめくり読んだのが初めての「あとがき」だった
当時のわたしは「はじめに」や「解説」だとか「あとがき」というものをとても軽視していた
それと、正直に言えば単行本より文庫本もそんなふうに思っていたところがある
でも、それは違った大違いだった

家に帰ってありったけの単行本を左から開いてみる
すぐに見つかりそうなそれが見当たらない
文庫本にあって単行本にはない理由を知りたい
だから次の日、本屋に行って尋ねた
なんでも知っていそうな顔つきの店員さんが言うには
「質問のとおり」というとても簡単なものだった




あとがきは文庫本にあって単行本にはないというものではなく
著者と編集者の考え次第ということです
大抵の本の総ページは16の倍数というから
ページ上の都合ともいわれている